ちょっと専門。
結論から言うと、専門用語で、「たんぱく質の熱変成」と言われるもので、たんぱく質の発見の原因になった、卵が42度あたりの温度で白身になる自然現象です。これは、動作的には、たんぱく質の塊にくるまって、37℃の温度下で生命動作(鍵穴動作)が出来ていたものが、42℃以上で、だらりとほどけて、機能を失ってしまう事が分ったのです。魚の煮こごりもたんぱく質の熱変成と多糖体がミックスしたものです。残さず食べましょう。
風邪などで、体温が42℃辺の高熱になると、脳細胞のたんぱく質が、熱変成で崩れて機能しなくなりますから、あの世行きです。大急ぎで冷やしてあげましょう。
参考まで、体温が27度以下でも、たんぱく質は機能しなくなりますから、水を飲み込んで溺れなくても、あの世行きです。暖めましょう。
細胞の中のエキスは水が70%たんぱく質が30%と言います。その大部分がアルブミン(他のたんぱく質については略します)というたんぱく質といいます。60兆個の細胞があると言いますが、臓器ごとに、色色と細胞に名前が付けられていますが、基本的には、脂肪の2重膜で包まれ、中に、様々な分子(含む遺伝子)が含まれていますが、大まかに水とたんぱく質と覚えましょう。
たんぱく質が崩れて機能しなくなったら、細胞としては死です。細胞分裂して補修もしなくなります。解体されて体内で利用される部分もあれば、がん細胞作りの原因物質になるかも、排泄されるかも。これは分りません。
精子も、赤血球や白血球と同じく、独立して動き回れる細胞です。中の主成分であるたんぱく質(こまいことは省略)が、熱で白身になっては細胞は死です。死ななくても遺伝子が狂えば、どんな子が生まれてくるか保証できません。
しかし高温とは逆に、急速冷凍保存では生きているといえるのは、事実を見ての通りですです。
思いつくままにでした。