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鶏について
以前何かで見たのですが、鶏業者は、ひよこの出荷業者から仕入れて育てて、肉や卵を作ってると聞きました。ツガイを飼って育てれば、自分でいくらでも繁殖できそうに思うのですが、なぜそうしないのでしょう?効率の問題ですか?それとも、何かの理由で繁殖できないようになってたりしますか? そのテレビでは、ひよこの系統は、ごく限られてて数少ない業者が品種を管理、独占してるとか言ってたようにも記憶してるのですが、なぜそういうことが可能なのですか?もしくは、私の記憶違い?
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子どもの頃普通に鶏を放し飼い飼育していました。 地鶏やチャボは多夫多妻で群れており、自由に交尾して有精卵を産んでいました。雄鶏同士は雌鶏をめぐって激しく戦いますので、通常体格の大きな1~2羽がメスの群れを従えていました。同じ鶏小屋で卵を産んだり、寝たりする群れは分断することは少なかったようです。 白色レグホーンという白い鶏が普通でしたが、その後名古屋コーチン等茶色い鶏が増えてきました。肉が美味しいとかです。 やがて、バタリー式とかいう、2羽前後のめんどりだけを四角な連続した檻に入れて飼育す方法ができ、卵も水も餌も一列に数段並んだ鶏舎で数百羽、数千場、数十万羽を飼う農家が出現しました。 たまご一個で10銭~15銭でも利益があれば月に五十万円位の収入になり、公務員3人分位の収入と言われるようになりました。 大口の養鶏家の出現で、自家用の鶏を飼う人が若干残ったのですが、トリインフルエンザの発生から、鶏を飼う家庭は皆無になりました。 知人は、今でも数羽の鶏とかチャボを放し飼いにしています。今、二羽の中雛と5羽のヒヨコが庭にいるそうです。 子育て中の雌鶏は卵を生みません。抱卵は21日、2~3カ月は雛を連れて歩いているので、4か月弱は、餌のタダ食いです。 そこで、卵はスーパーで買えば、10円超で買えるので、鶏を飼わないのです。 放し飼いにしているチャボの卵は格段に美味しのですが、一個200円では売れないでしょう。 最近は犬を放し飼いにしないので、アライグマやタヌキ・ハクビシン・イタチなどが、民家の周りを巡回しています。チャボや鶏を放し飼いにすれば、たちまち殺されてしまいます。 また、大量に卵を産む鶏は、雛も大量に孵卵機で同時に孵化させます。餌の調合も大量に一括して行います。 >…なぜそういうことが可能なのですか? 可能というより、必然なのです。一羽づつでは無くて一棟単位で、数万羽単位で管理するのです。 一日に数番(ツガイ)売れても、展示している鶏の餌代や店舗の費用を出すのは難しいでしょう。 今や、鶏の品種を多量に扱っている業者は、ペットショップ同様で、一番あたり、1~数万円で販売しています。 こんあ高価な鶏に産卵させたら、卵一個数百円~数千円で売らないと職業にはなりえません。 子どもが小学生のころは数羽のチャボを飼育して生卵をおかずにしたりしていましたが、確かに美味しかったです。 また、お土産に差し上げたこともありました。 調理された鶏一羽は千円にもなりません。モモが日本と手羽が2本とササミがワンパックと骨ガラが50円?でしょうか。 >効率の問題ですか? その通りです。もはや、鶏舎は空調など、全て機械で管理された工場です。 飼料もほとんどが輸入で、機械で与えます。さらに大豆・トウモロコシ・麦・魚粉等でしょうか。
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- osakajapan2001
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一部に誤解と思い違いを助長する事案が存在しますので あえて書き込みを致しますが これは回答ではありません 名古屋コーチンなる品種は既に何十年も以前に絶滅しており 一般的に現在名古屋コーチンと呼ばれる事を許可されている品種は 所謂亜種です しかもこの亜種は販路の拡大を画策した業者の訴えを業界団体である 全国食鳥肉販売業同業組合連合会等の判断基準で DNAの組成の内 類似品種から採集したDNA構成比で一定の割合を有する種を 今現在は名古屋コーチンと称する事を許可する と言う何とも商業的な側面を有する裁断により 一般的に名古屋コーチンといっているにすぎません したがって元となる亜種そのものも名古屋コーチンではありません 又飼料と呼ばれる餌は100パーセント輸入です しかもこの飼料は日本の場合には 魚・豚・牛・鶏等の国産家畜の全てに同じ飼料を使用しています 即ち日本で養殖した家畜肉は100パーセント輸入飼料により育成されますので これを大量に扱う業者(商社です)により日本の家畜産業は育成発展したと言う背景が御座います 又食鳥肉は戦後最も早い時期に国際価格を実現した食肉です 牛肉が国際価格が如何とか言っている時期にも既に国際価格の消商品が日本中で販売されています 輸入も国産も同一価格であり 時期によっては輸入肉の方が高いほどです 地鶏等のブランド化もこの様な低価格商品群の時代背景を打ち破らんとする一部の業者によって 表面化した一時的現象なのです 鶏は牛や豚とは異なり日本古来の食品ですから 野菜と魚類と共に 法的規制が最も遅かった食品の一種です 規制が遅かったと言う事はそれだけ広く一般的に消費が旺盛だったと見る向きが一般的です 遅い規制でも問題は無かったとおとり下さって問題は御座いません
- bhoji
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>ごく限られてて数少ない業者が品種を管理、独占してる・・ 確かにそうです。 わざわざ書いてありませんが、今の商業ベース鶏のほとんどはハイブリッドF1なんです。 有名育種業者は多くの違う系統を保有していて、その交配を何代か行ない、種鶏を作り出し、 最終的に交配したものが一般の商業飼育に供給されます。 http://www.nlbc.go.jp/hyogo/kg.html http://www12.plala.or.jp/miyazaki-youkei/mame.html http://www.ghen.co.jp/jp/products/poultry/index.html 一般の家でも雌雄がいれば繁殖は可能ですが、二代目(F2)となると資質のバラツキが出ます。 採卵にしろ肉用でも一羽あたり一日の利益は1円あるかどうかの世界ですから、 バラツキが大きいと赤字になります。 例えば肉用ですと生育スピードが違う→小さいのが大きくなるの待つ→餌代が余分にかかる。 既に次の雛の入荷予定日も決まっていますから、大きな問題となります。 http://www.ghen.co.jp/jp/products/poultry/laura.html 採卵用なら年間の産卵率が悪ければダメだし、餌を食べる量も多ければ採算性が悪くなる。 さらに殻の厚みや、卵のサイズなども調査されています。 だから単純なようで鶏は畜産ですが、工業的なんです。 家でやれば種鶏の管理や孵卵設備も要るし、わずかな期間で数千とか万の単位で雛が必要となります。 ブロイラーはふつう雄雌分けずに飼育します。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC 昔は日本でも育種業者がありましたが、資本力、土地代、なにより系統数などが違うので、 今は海外業者の一部を請け負っているなどのパターンが多いです。 育種業者→孵卵業者→雛を育てる業者→採卵・ブロイラー業者の順番と思います。 3n体(3倍体)の事で植物は利用されますが、脊椎動物で商業ベースの利用は聞いたことがありません。 3nは通常の2nと4nとの交配でできますが、動物で4nを人為的につくるのは非常に難しい・・今の科学では困難? 出来るなら4nネズミとかウサギとか実験でできますと聞くはずです。 植物の方が単純なのでできますが、それでも低い確率です。 雛の鑑別は以前は肛門で見ていたが最近は羽毛鑑別が普及してきています。 これなら少し練習すればできると聞きます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%81%AE%E3%83%92%E3%83%8A%E3%81%AE%E9%9B%8C%E9%9B%84%E9%91%91%E5%88%A5 http://www.agri-kanagawa.jp/tikugi/chikumame/tamago/mame_niwatori.htm http://ameblo.jp/chick-sexer/entry-10850358165.html 牛肉の高級品は未経産の雌を肥育したもの・・松坂牛など。 雄は味が落ちるのと、性格も荒いので、子牛の時に去勢して肥育します。 参考URLはハイライン社のHP
- osakajapan2001
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仰る様に鶏は卵を取るために雄から食用にします 卵を産まなくなった雌は そのあとで食用にします 一般的には この様な廃鶏種と呼ばれる鶏肉は 所謂昔ながらの鶏肉という事になります ブロイラーは元々食用として生産されますので 概ねオスだという事です 一方牛肉は 種を重要視しますので 雌から食用にします ちなみに 10年程前に農林省の肝いりでニューヨークで和牛フェアーなる催事があり ニューヨーカーに日本と同程度の価格で和牛を一定期間提供したことがありました 米国人から見た和牛の価値判断とする為の祭事でした 結果は予想をはるかに超えて 米国人に強く指示された結果 今では 神戸ビーフや松坂ビーフは高級ビーフとして広く米国民に支持されています ちなみに日本人も米国人も最も食する肉類は 鶏肉です(消費のキロ数で計算した数値です) 意外でしたかね??? <(_ _)>
- Willyt
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それはブロイラーでしょう。ブロイラーは三倍体と言って不妊のDNAを持っているので生殖能力がないのです。そしてそのブロイラーを生み出す親はアメリカの業者が門外不出にしているので、畜産農家はひよこを買わざるを得ないのです。 三倍体については下記を参考にして下さい。
お礼
なるほど。ブロイラーは不妊なんですね。言われてみれば、 その品種について語られていたように記憶してます。 どうもありがとうございます。
- osakajapan2001
- ベストアンサー率16% (236/1442)
※ツガイを飼って育てれば、自分でいくらでも繁殖できそうに思うのですが、なぜそうしないのでしょう?効率の問題ですか?それとも、何かの理由で繁殖できないようになってたりしますか? 貴方の御質問のこの部分ですが ここに問題があるのです 鶏はヒヨコで生まれますが 生まれてすぐに雄雌の区別をしなければ成りません しかしこの性別の区別が専門家でなければ判断不可能なのです 又この区別は非常に繊細な目視で実施される検査であり 長期間連続して検査することも又大変に困難なのです 高い専門性と 繊細な検査のために専門機関が実施しておる検査であると言うのが貴方への回答です ちなみに余談ですが 貴方方が食用にしている鶏肉は概ねオスです 貴方方が食用にしている牛肉は概ねメスです 御存知でしたでしょうか??? <(_ _)>
お礼
つまり生産性の問題と言うことですね。 専門的に判別するか、ある程度育ててから判別する必要があるので、 コストがかかってしまう。ということ。 鶏肉はオスというのは、想像できますが(メスは卵用に使ってから肉になりそう)、 牛肉はメスなんですか?オスはどうなるの?やっぱ肉になるんですよね?
お礼
ありがとうございます。安い卵を提供するために 効率的な経営をしようとするとそうなるんですね。