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この文はおかしいですか?

いつもお世話になっていますが、また新しい質問です。 「切実な教育投資は経済を保証させ、増長させ続ける手段である」という文を書いた人がいますが、これは自然な表現でしょうか。私ならば「~経済を保証し、増徴させ続ける~」とするところですが、あえてひその人に書き直しを指示する必要もない気がします。 この点はいかがでしょうか。 ついでにもうひとつ質問することをお許しください(同一人物が次のように書いていましたので)。 「陥る」の受動態は「陥られる」でいいのでしょうか。意味を考えると「陥れられる」でしょうけれども、それでは「おちいる」と「おとしいれる」を混同していると言われそうな気がします。そんなことを考えているうちに、恥ずかしいことですが「そもそもすべての動詞に受動態があるものなのか」という基本的なことさえもわからなくなってしまいました。 以上二点について、お教えください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.3

1. 「適切な教育投資は経済発展を保証し、[増進 / 増大 ]させ続ける手段である」でしょうか。 a.「切実」でも満更間違いでもなさそうですが、「せっぱつまった強い思い」という意味で受け取られる場合が一般的なので、あまり好ましい使い方とは言えないように思います。 b.原文のままだと、「教育投資が経済を[ 誰か/ 何か]に保証させる」という意味不明の文になってしまいます。 教育投資自体が経済(発展)を保証する、という意図でしょうから、おっしゃるように、「保証し」と表現する必要があります。 c.「増長」は悪いことに限定して使用する言葉だと思うので適切とは言えないでしょう。 2. すでにご回答にも出ているようですが、受身形を取ることが可能なのは他動詞です。 「おちいる」は受身にはなりません。 おっしゃるように「陥れられる」で全く問題ないと思います。   

Mister0413
質問者

お礼

いつものことながら、明快なご回答、ありがとうございました。 ただし「増長」には「しだいに程度がはなはだしくなること」という意味も辞書に載っていることから、必ずしも悪いことに限定しているとは思えません(辞書の使用例は「依頼心が増長する」で、あまり良い意味でのものではありませんでしたけれどもね)。この点についてご意見がありましたら、再度コメントしていただければ幸いです。

Mister0413
質問者

補足

後日このスレッド?を見る人のためにコメントいたします。 私はNo.3~No.5をひとつとみなしてベストアンサーに選んだつもりですので、No.3のみでなくNo.4とNo.5もご覧ください。特にNo.4は必見です。

その他の回答 (4)

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.5

再び#3です。 今、お礼欄を拝見しました。 たしかに大辞泉では、そのように解説されていますね。 ただ、大辞林では、「現在はよくないことについて用いる」という解説があり、個人的な感覚からいっても、それが妥当と判断した次第です。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E5%A2%97%E9%95%B7&stype=1&dtype=0&dname=0ss 質問者さんも、実際には良い面ではお使いにはならないような気がしますが、いかがでしょう。   

Mister0413
質問者

お礼

補足説明、ありがとうございました。 外国人に指導するとなると、私の責任感によれば単に自分の主観と感覚だけで進めていくことはできず、慎重な姿勢を取らざるを得ません。これまでにも何度か、自分の好みの表現や用法に反する説明をせざるを得なくなっています。 「増長」については、確かによくないイメージの場合に使っていました。ところが大辞泉を見るとそのようなことは書いていなかったので、お礼欄であのようにコメントさせていただきました。 差異雌雄結論として、私も大辞林の説明に賛同いたします。

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.4

#3です。 申し訳ありません。 なにか見落としているような気がして調べていたのですが、自動詞でも受動態はありましたね。 いわゆる「迷惑の受身・被害の受身」というものがよく例に挙がるかもしれません。 「雨に降られた」「父に死なれた」など。 ただ、ウィキによると、このような受身が可能なのは非能格動詞に限られるようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%A9%9E 下記サイトには、「非能格動詞とは【主語のコントロールがきく】運動動詞や身体動詞です」という説明があります。 http://homepage3.nifty.com/miyak/unergative.html 雨が意志を持って降り、父が意図的に死んだ、という認識が話者にはあることになりますが、そのような感覚による特異的な例として、わざわざ迷惑の受身、被害の受身と呼ばれているのだと思います。 その点、「廊下を走られる」の「走る」はわかりやすい非能格動詞の例かもしれません。 反面、「主語のコントロールがきかない動詞」は非対格動詞と呼ぶそうです。 たとえば「そのとき彼女が現れた」など。 「彼女に現われられた」と言うことはできない、ということになるのでしょう。 「陥る」は「主語のコントロールがきかない動詞」と判断可能ですから、非対格動詞として受身形はとれない、という理屈になりそうです。   

Mister0413
質問者

お礼

追加のご回答、ありがとうございました。 あらためて言われてみると、確かにそのような受動表現もありましたね。「非能格動詞」「非体格動詞」は、初耳でした。いい勉強になりました。 専門用語は別としても、このような説明こそが喜ばれるものです。今後もよろしくお願いします。

  • oz_marion
  • ベストアンサー率49% (73/147)
回答No.2

後半のみ。 受身を取ることができるのは、目的語を取る動詞が大原則です。 私はドアを開けた ⇒ドアは私に開けられた 開ける・・・他動詞 ドアが開いた ⇒受身形不可 開く・・・自動詞 陥るは城が陥るなど、主語の状況を直接表す動詞であり、目的語を取らない自動詞です。 一方同義語の陥れるは他動詞になります。 このように上記例文の通り、自動詞扱いになる語と他動詞扱いになる語があります。 参考URLを付記します。他動詞、自動詞一覧です。 陥るは自動詞 陥れるは他動詞 陥るは主語がそういう状態になったという用法 陥れるは主語があるものやある人をそういう状態にしたという用法 後者のみ受身は可能ですが、あまり聞きませんね。

参考URL:
http://kyoan.u-biq.org/jita.html
Mister0413
質問者

お礼

明快なご回答、ありがとうございました。自動詞・他動詞という、実に基本的なことを忘れていました。 考えてみると「陥らされる」は受動態ではなくて、助動詞を使って受動の意味にしているんですよね。

  • nantamann
  • ベストアンサー率30% (342/1138)
回答No.1

>「切実な教育投資は経済を保証させ、増長させ続ける手段である」 意味不明 書き直すなら (切実なは?)教育投資は経済”成長”を担保し増長する手段である。増長させ続けるは屋上屋を架す表現。 >「~経済を保証し、増徴させ続ける~」 より意味不明 陥るの受動態はありません。「陥らさせられる」でしょうが使わないでしょう。

Mister0413
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。 言われてみると確かに「経済を保証し」は意味不明ですね。では、「~経済成長を保証し、増徴させ続ける~」とするのはどうでしょうか。「経済成長を保証させ」と比較して、どちらがいいでしょうか。 受動態のない動詞もあるんでしたか。あらためて考えてみると、そんな気もしてきました。こんなこともわからないようでは、恥ずかしいことですね。

Mister0413
質問者

補足

お礼を投稿した直後に気がつきましたが、「陥らされる」というのはどうでしょうか(まだ迷っています)。 お手数をおかけしますが、コメントしていただければ幸いです。

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