- ベストアンサー
カリソルブという削らない虫歯治療等最新の治療
厚生省に認可されてるのでしょうか? 他にも、アメリカから来たオゾンや3mix-mpなどのいろんな虫歯治療法がTVや雑誌で紹介されていますが、、厚生省に認可されていない物が多いようですね。 厚生省に認可されていないと、やはり、信頼度が低い治療法という事になるのでしょうか?それとも、良い治療法なのにお役所仕事で認可の手続きが遅いだけ??
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
カリソルプもオゾンもせいぜいC2初期レベルの虫歯に使用するものです。 北欧では日本と比べて虫歯罹患率が高くないし、検診事業が進んでいて大きくなるまで放置するなどということが余り無いんです。だからこれらの使用が効果を上げている。 それをC2後期からC3レベルの歯に使えるわけがありません。それをあたかも万能であるかのように誇大広告をして患者を誘導しようとしているのが日本の歯医者です。 外国人の体と日本人とを同じく考えると逆に健康を害する事もある。これはむしろ全身より歯に関しての方が厳しいと思っておいてください。 例えばホワイトニングも外国製品をそのまま使えばエナメル質はぼろぼろになってしまいます。役所の認可が遅いのではなく安全性を確かめるのに時間がかかる、或いは検証のシステムが構築されていないという事です。 それに以前、外国製アパタイト入り歯磨き材が認可取り消しになり、後に日本製アパタイト入り歯磨き材が認可になってという事例があります。これは明らかに国内企業を有利にするための妨害工作。裏取引があったと疑われても仕方の無い事態ですね。 つまり安全性を確かめるという正当な理由と役人のいい加減さ両方から認可が遅いのです。 とはいっても、乱暴な使い方で訴訟が増えているのも事実ですから安易に飛びつかないほうがいい。 また3mixは薬事的には全く効能が認められてはおらず薬事法違反の疑いもあり、現状では知らぬ間に『臨床実験協力者」となっている場合も少なくないです。 マトモな歯医者なら事前に合意書にサインを求めているはずです。 また「学会に発表されている」という人も居ますけど、学会は有効かどうかを検証する場であり、確立固定されたら学会には出ません。
その他の回答 (1)
- aokisika
- ベストアンサー率57% (1042/1811)
カリソルブはスエーデンで10年以上前に開発された方法で、最新の方法ではないですね。日本では数年前に認可が下りましたが、手間がかかりコストがかさむため、自費で行っている歯科医院が多いようです。 オゾンはドイツですね。最石灰化が可能な、まだ肉眼で見て穴が開いていないような、きわめて初期の虫歯のなりかけのような状態(医学用語ではこの状態を初期齲蝕と呼びます)については効果があります。しかし、患者さんが「虫歯がある」と気づいて歯科医院に来るような程度の虫歯は、すでに進みすぎていてオゾンでは手遅れで、効果がありません。この場合は削らなければなりません。 3mix-mpは日本で考案された3mix法の変法です。もともと、「だめもとでやってみよう」というコンセプトで20~30年前にはじめられたものです。単なる「おまじない」よりは効き目がありますが、きちんとした治療として行うためには信頼性に欠けます。
お礼
詳細に教えて下さりありがとうございました。大変参考になりました。 カリソルブもオゾンもアメリカから来たと勝手に思っていました。カリソルブってそんな昔からやっていたのですか、驚きです。
補足
日本の3mixはスウェーデンやドイツで考案された治療法よりも、だいぶ劣っているのですね。オゾンやカリソルブみたいに有効な虫歯治療は日本ではまだないのですかね?
お礼
めちゃくちゃ詳しく内情を教えて下さりとっても勉強になりました!!! ありがとうございました! 客寄せで様々な治療法を宣伝している歯科医は多いですよね。怖い事です。 効能が認められていない治療法は3mixの他にまだありますよね。TVや雑誌などのメディアでも、いい加減に(?)紹介されたりしています。こう考えると、「抜歯」を率直に進める歯科医の方が、かえって患者に誠実に接してくれているのではないか、とも思えます。 全てが参考になりました。ありがとうございました。
補足
もうけの為に、大きな宣伝をして、来たC2 C3レベルの虫歯の患者を、柔和な表向きの笑顔で迎えつつ、裏側で、「こんなのに金払って、馬鹿な患者・・・」と内心思ってるのでしょうか・・・。