◆Naka◆
pictureは、よく出る例ですね。
my father's picture には大きく分けて3つの解釈が可能です。
1.「私の父が所有する写真(または絵)」
2.「私の父が撮った写真(描いた絵)」
3.「私の父が写っている写真(描かれた絵)」
これは#1さんのご回答通り、前後の流れから判断するしかないでしょう。
これをある程度はっきりさせるための表現としては、
(a) a picture of my father
(b) a picture of my father's
の2つが考えられます。
まず(a)ですが、これは上の3訳の内、3の内容となり、(b)は、1、2の訳に相当します。
ですから、代名詞を用いる場合には注意が必要です。
(a') a picture of him
(b') a picture of his (←注・独立所有格のhisです)
と、なります。
また、「my father's picture」を「私が所有する父の写真(絵)」という解釈に持っていくのは少々ムリがありますが、「my Father's picture」と「f」を大文字にして文書で書く分には、可能ではあります。
これを口語で伝えるには、「my father's picture of mine」、「Father's picture of mine」と表現するのが適当でしょう。
この場合、「of+独立所有格」の形を取ることで、「私」の所有であることをはっきりさせることができますね。
いえいえ、おっしゃる通り、もちろん話の流れやシチュエーションに左右されますね。
「自然」と申し上げたのは、あくまで何の前提もない場合に限ります。
誤解を招いてしまったのでしたら、お詫び申し上げます。
また、「Whose picture is this?/Whose is this picture?」という質問に対して、
It's my father's. と答えた場合も、「所有」の意味になりますね。
この場合は、質問の方の「Whose」が「所有」の意味しか持たないからです。
まとめますと、「my father's picture」だけを取り出した場合、
#4の回答通り、「父の所有」、「父によって撮影された」、「父が写っている」という3通りの意味を持ち、
「私が所有する父が写った写真」という意味で使いたい場合は、「of」を用いて所有者をはっきりさせるのが良い、ということになりそうですね。
No.4の回答に対する補足にお答えします。
結論から言うと、「撮った」という動作のことまで言えます。
こんなシチュエーションを考えてみてください。
素晴らしい風景写真があったとしましょう。
友人にその写真を「This is my father's picture.」と紹介したとき、それは「父が所有する」と解するよりも、「父が撮った」と訳す方が自然です。
「絵」の方がよりわかりやすいかもしれませんね。
補足
2の解釈の、「撮った」という動作の事まで言えるんでしょうか?