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レーザーディスクの信号記録・変調方式に詳しい方へ
1980年代に発売されたレーザーディスク(LD)について。 「アナログ信号をデジタル記録している」という説明を受けたのですが、これが具体的に何を意味しているのか分かりません。 CDの場合は、原信号に対して標本化・量子化・符号化の処理を加えてフルデジタルで記録している、ということは知っています。 LDの記録方式はどういう部分がアナログなのでしょうか? 自分なりに検索しても解らなかったので質問させて下さい。
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レーザーディスクはアナログ記録ですから、「アナログ信号をデジタル記録している」という説明が間違っています。 但し、音声に関してはデジタル記録している場合があるので、このことを指しているのかもしれません。 そもそも映像をデジタルで記録するためにはアナログとは比べ物にならない広い帯域が必要で、映像の圧縮/伸張が安価に実現可能になるまで民生機器に実装されることはありませんでした。 そして最初のデジタル映像民生機器はテープベース(DV)で、その後圧縮技術やディスク製造技術の進歩により、ディスクベース(DVD-VIDEO)が主流となりました。
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- Rou_Jin
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ものすごく単純に説明すると、デジタル記録であるCD,DVD,BDでは、ディスクに刻まれたピット(ON/OFF)で反射してきたレーザー光のレベルが、 たとえば10照射して4未満は0,4以上は1としてデジタルデータを記録/再生しています。 これに対してアナログ記録であるLDでは、ディスクに刻まれたピット(こちらは高さが連続して変化)で反射してきたレーザー光のレベルが、 そのまま信号の強弱(連続波形)としてアナログ信号(NTSC信号そのもの)を記録/再生しています。 LDの基本はFM変調された(映像もだったかな?)FM音声(アナログ音声)でしたが、後年CDと同じ方式のデジタル音声も同時に記録するようになりました。 また、ドルビーデジタル音声(AC-3)およびDTS音声は、このFM音声(ステレオの片CH)の領域を利用していたので、アナログ音声はモノラル再生しかできませんでした。 ちなみにLDは1981年(USA:1980年)の、CDは1982年の製品化なので最初からデジタル音声をサポートしていたわけではありません。 (後発規格を最初から取り入れることはできませんから) 同じレーザー光を使用している、かつ、メディアに余裕があったからこそ共存できたんですね。 ハイビジョンLD(MUSE LD)もアナログハイビジョン信号(MUSE方式)を同じように記録/再生しています。
お礼
「これに対してアナログ記録であるLDでは、ディスクに刻まれたピット(こちらは高さが連続して変化)で反射してきたレーザー光のレベルが、 そのまま信号の強弱(連続波形)としてアナログ信号(NTSC信号そのもの)を記録/再生しています。」 ↑こういう説明は初めて聞きました。ちょっと信じがたいのですが、ソースがあるのでしょうか? すいませんが、ちょっとダウトと感じます。
- sknbsknb2
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ANO.1です。 例えばデジタルで8bitのデータを考えたとき、0-255の値を記録することができますが、200と201の間には値は存在しません。 アナログでは、同じ0-255の値を記録する場合、200と201の間には無限に値が存在します。 これが本質的なデジタルとアナログの違いですから、ピットのあるなしが問題なのではなく、ピットで表現される値が連続的なのか離散的なのかでデジタル記録なのかアナログ記録なのかが決まるということです。 そもそも無限小の時間で現象を記録することができない以上、記録メディアにデータのある部分とない部分(ピットのある部分とない部分)ができるのは必然であり、これはデジタル記録なのかアナログ記録なのかにかかわらず発生します。
お礼
元の発言がそもそもおかしかった訳ですね。 ピットの長さをアナログ値として取り扱っている、という点は分かっています。 今回の質問は古い規格のせいか信ぴょう性のあるソースがほとんどネットに見つからないですね。 参考にさせて頂きます。ありがとうございました。
- flamin50
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2です。 そうですね。おかしな表現でした。失礼しました。 映像ではアナログ的な変化を記録する必要がないことを言いたかったのですが、 いずれにしても、余計なコメントだったようです。 失礼しました。
お礼
「映像ではアナログ的な変化を記録する必要がない」 ↑これもちょっと意味不明なんですが とりあえず、ありがとうございました。
- flamin50
- ベストアンサー率63% (19/30)
最初のご質問からは脱線してしまうようですが、 > 映像信号はに関しては、なめらかな曲線をもった元の波形を、アナログ値の長さを持つピットの並びで表現しているわけですよね? 音声の場合は連続性が必要なのでなめらかな曲線になりますが、映像はもともと独立したドットのかたまりなので、曲線の波形は必要ないと思います。静止音というのはありませんが静止画はあります。時間軸においても連続した変化ではなく、その瞬間を示す数値を記録できればいいわけです。 アナログ信号に載せるために、コマをラスター分解して水平解像度に応じた振幅を持つ「波」に変換してはいますが、もともとは700~800個、横に並んだドットを記録するための信号なので、本来は「なめらかに変化する波形」よりも「垂直に変化する波形」のほうが理想的なのかもしれません。 デジタル映像の圧縮では、隣り合うドットの差分を求めたり、前後のフレームとの相関関係を利用したりもしますが、これも独立データ同士の差分を個別の記録するものなので、連続性を考慮する必要はありません。 つまり、アナログTVは、 もともとデジタル的なデータを、巧みにアナログ信号に乗せていたのだと思います。 ご興味を示された趣旨と、違っていたら、ごめんなさい。参考まで。
お礼
私も昔のTVの仕組みについて基本的な知識はあるつもりですが、 「映像はもともと独立したドットのかたまり」 というのはおかしくないですか? ソースがデジタルじゃないんですから。 あまりに急激な変化(つまり高周波成分)はそもそもアナログ信号に乗らないわけですし。
お礼
ですよね。元の説明が変ですよね。その説明した人もよく分かってないようです。 映像信号はに関しては、なめらかな曲線をもった元の波形を、アナログ値の長さを持つピットの並びで表現しているわけですよね? ピットの有る/無し、という意味ではデジタルだし、ピットの長さはアナログ値で処理している、とのことですが、Wikipediaの説明でひとまず良しとするしかないのかもしれません。 できれば、もう少し納得できる説明があれば、とは思いました。