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TVについて
NTSC方式(TVについて)の合成映像信号を量子化することで、変わる点(変わる事)について教えてください。量子化という概念(アナログをデジタルに変換ということはわかるのですが)があまりぴんとこないんで教えてください
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コンポジットビデオ(合成映像信号)をアナログキャプチャして動画ファイルに変換することによって何かよいことがありますか、という質問のようですが、コンピュータでとりあつかうことやインターネットなどで送信することができるようになることが大きな特徴だといえます。ご存じだとは思いますが、コンピュータの世界はデジタル信号の世界ですから。 量子化についてですが、アナログ信号では画面上の点の明るさは電圧で表現され、デジタル信号ではそれを二進数値で表現します。通常は8ビット256階調が選ばれていますのでアナログ信号のなめらかな変化が256通りに分断されてしまうことになり、その誤差が量子化誤差と呼ばれる雑音になります。NTSC方式の色信号は3つの色(RGB)に対する2つの色差を、それぞれ8ビットで量子化しますが、2つのピクセル(画面上の点)に対して行うために色信号は1つの点ではあわせて8ビットの割り当てになっています。従って都合8+8=16ビットのデータが1つの点に割り当てられます。 アナログビデオ信号は画面上に独立した画素があるわけではありませんが、最終的にブラウン管で表示するときにシャドウマスクによって画面上の点として分解されたり、液晶テレビでは液晶の画素となることから、画面上の解像度を設定することで画質が低下することはありません。それよりも人間が見て美しいと感じる「絵作り」が重要になっており、生の画像だけでは得られないシャープな画像を創り出すデジタル信号処理技術の開発にしのぎが削られています。 http://matsushita.co.jp/products/story/viera_2/case01/case01.html