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小鳥が人間を怖がりすぎる?
- ツバメやすずめ、飼われていた伝書はとなどはあまり人間を怖がらないのかもしれませんが、野鳥は非常に神経質で人間を怖がります。
- 彼らは羽根を持っているし、飛び立ったら人間が全力で走っても敵わないスピードで逃げられます。しかし、なぜ彼らは臆病なのでしょうか?
- 昔の経験や矢や鉄砲での攻撃を覚えているのかもしれません。もし人間が危険でないことを知ったら、彼らと仲良くなれるかもしれません。
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臆病というか・・・警戒心を無くす=死ですから。 常に捕食される側の小鳥は、他の動物との距離を親の教育、自己の学習によって身につけます。 うちで保護したムクドリのヒナは、保護当初は人に向かってエサをねだっていましたが、巣立ちまでの1週間の間、親鳥を家の中に呼び込んで育てさせたので、1度親鳥に「警戒しなさい」と怒られてからは人を見ると警戒して怖がるようになりました。これが教育だと思います。 また、成鳥で保護したスズメなどはもの凄い警戒心が強く、3m離れても「見ちゃ駄目」でしたね・・・・。見られてること=狙われていることと認識しているので、じっと見られること自体を「嫌い」ます。これは自己学習の成果だと思います。 人間に限らず、彼らにとっては自分より大きい動物の大半は捕食者になりえます。 また、大型動物のほんの戯れで彼らは命を失います。 人間の子供が追い回し、捕まえ、逃がしたくないときゅっと力を込めるだけで彼らは死んでしまうのです。 ですので、「怖がりすぎ」ではなく「必要に応じた警戒心」だと思いますよ。 ちなみに、人間から逃げる距離は鳥種や教育・学習により違います。 一例/所さんの目がテンライブラリー どこにあるスズメの宿 http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/01/03/0325.html
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>彼らはなぜあのように臆病なのでしょうか。 少しでも異状を感じたら、ともかく逃げるということが本能にあるのです。異状が、本当に危険なのか、そうでもないのか判断する前に、ともかく逃げる。 程度の差はあれ、そうだからこそ、弱い小鳥でも長い歴史での生存競争で滅びずに、今も種として生き残っているわけです。さらに、逃げる本能があっても、逃げ方が下手なものは滅びたはずです。 ただ、人間に馴れる鳥はいます。小鳥は生まれてから、しばらくは親鳥に育てられます。たいていの鳥は、本能で親、さらには同じ種族の鳥かは見分けられません。そのため、生まれてからしばらくは、自分より大きな生き物を警戒しない本能も持っています。 そのため、小鳥が生まれてから生まれてから、人間がすぐ世話をすると、人間を恐れないようになります。親と思うわけですね。 このことは、身近では犬や猫もそうです。
お礼
早々のご回答ありがとうございます。 > 少しでも異状を感じたら、ともかく逃げるということが本能にある >本当に危険なのか、そうでもないのか判断する前に、ともかく逃げる。 > 程度の差はあれ、そうだからこそ、弱い小鳥でも長い歴史での生存競争で滅びずに、今も種として生き残ってい そうなんですか。やっぱり考えすぎでした。食欲に多少執着するより、好奇心に囚われるよりも、ともかくそこを生き延びる、死なずに生き残るという方に単純に特化しているのですね。そのほうが彼らには得なのでしょう。 >人間がすぐ世話をすると、人間を恐れないようになります。親と思うわけですね。 こういったものはその個体一度きりのものなのですね。 よく理解できました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >警戒心を無くす=死ですから。 確かにそのとおりですね。 >うちで保護したムクドリのヒナは、保護当初は人に向かってエサをねだっていましたが、巣立ちまでの1週間の間、親鳥を家の中に呼び込んで育てさせたので、1度親鳥に「警戒しなさい」と怒られてからは人を見ると警戒して怖がるようになりました そうなんですか。敵地の中でも礼節を忘れるなというようなことでしょうか。見事な親鳥です。 手乗り文鳥とかいうのもやはり幼鳥からのしつけなのでしょうね。 >、「怖がりすぎ」ではなく「必要に応じた警戒心」だと思いますよ。 ちなみに、人間から逃げる距離は鳥種や教育・学習により違います。 やはり過剰なものではなく、きわめて合理的な反応なのですね。 羽根を持った昆虫などの怠惰さはその点人生を半分投げたというか、ずいぶん原始的なのでしょうか。繁殖力の差もあるのでしょうが。 めがてんライブラリーのご紹介も面白かったです。 参考になりました。