元MR(医薬情報担当者)で大学担当者でした。
ジェネリックは20~25年の開発特許(パテント)切れが対象です。
よって、既に多くの実績で安全性がある程度確立されているものが多いのですが、裏を返せば
・ニーズも拡大することもなく
・同一目的でより有効な新薬で縮小は有得る
・開発側では長期のパテントで初期投資は充分回収
・その間何度も薬価改定で既にその消費利益額は小
==ではジェネリックを売るのは==
・自社開発力がない同業界の企業にとって
・商品のトラブルリスクが少ない(万が一の保証は莫大)
・既に販売ルート・チャネルがあるので
・営業のアイテム追加となれば
・利益は小でも確実に+αとなる
という背景はあります
==先発≒大手製薬会社は=
・上記の理由で大きな魅力はなく
・新薬の当初薬価の方が当れば利益は莫大
です。よって、健全な経営開発が行われる限り見過ごし未参入に近いスタンスでしょう。
が、開発は3万トライに1つ(海底や山の泥からも成分抽出や既存物の合成とかで、かならずしも1つ1つの着手に莫大な投資ではないのですが)とも言われ大手とは言え簡単ではありません、そこで体力の衰えた結果海外資本参加になる場合もあります。
==問題は==
・日本の製薬会社は前年ながら一般のイメージと異なり、ワールドワイドでは後進国です。
・治験においては確かにフェーズごとの期間も長く認可までの速度が海外の3倍近くかかります。
・長い=優秀・安全というわけではなく米食品医薬品局(FDA)と比して優れているとは言い難いです。
・その他業界慣例については90年以降の公正競争規約強化により、多少は是正された点もありますが、まだ接待とお金は武器であることは否めません。
大幅な政府負債(700兆円)の一端であり
・医療制度(仕組みと医療側)
・患者の意識(受ける側)
・業界の流通や棲み分けによる合理化(供給者)
で改革を望まれるる業界でもあります。
参考URLジェネリックが良くわかるサイトです。