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江戸子守唄について
ねんねんころりよ おころりよ。 ぼうやはよい子だ ねんねしな。 ぼうやのお守りは どこへ行った。 あの山こえて 里へ行った。 里のみやげに 何もろうた。 でんでん太鼓に 笙の笛。 この子守唄の内容がよく分かりません。 「ぼうやのお守り」とは誰のことでしょうか。歌い手は誰でしょうか。 息子の嫁(お守り)が里帰りしたので息子の親が子供をおぶって歌っているという 状況の解釈で合っていますか? もうひとつ、「笙の笛」の「笙」はなんと読むのでしょうか。 よろしくお願いします。
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私見ですが、 1)坊やのお守りとは? 田舎から、町へ働きに出されていた貧農の子供(おそらく女の子)でしょう。 口減らしのために、小さいうちから奉公に出されることは良くありました。 2)歌い手は誰か? 実の母親ではないでしょうか。守子(もりこ)が薮入りで実家に帰っていない間、 自分の子供に歌っている(背負いながら、布団に寝かせて)と考えます。 例えば商家であれば、昼間はおかみさんも働かなければいけませんが、 店が休みならば子供の面倒は見れますから。 3)笙の笛とは? 「笙」は「しょう」と読みます。歌は「しょうのふえ」ですね。 雅楽の楽器に「笙」がありますが、あのような立派な楽器ではなく、 観光地に売っているような、おもちゃの笛というイメージで良いと思います。
お礼
>口減らしのために、小さいうちから奉公に出されることは良くありました。 >守子(もりこ)が薮入りで実家に帰っていない間、自分の子供に歌っている >観光地に売っているような、おもちゃの笛というイメージ 昔の日本の社会の風潮が歌に織り込まれているんですね。 こういうことはあらかじめ知識を持っていないと理解が難しいですね。 いろいろと勉強になりました。回答ありがとうございました。