なぜ地上波放送局は報道部門を持つの?
お世話になります。
地上波放送局(NHK,TBS、フジ、テレ朝、日テレ、そのほかの地方局)には必ず報道部門があります。
地上波放送局にはなぜ報道部門が必要なのでしょうか?
TV番組ジャンルにおいて、
「地上波放送局が専門チャンネルではない理由は?」という質問をしたところ、
「地上波放送は広告収入に頼った経営をしているから、多種多様な視聴者の要望にこたえるべく、多種多様なジャンルの放送をしている。
衛星放送、ケーブル放送において囲碁将棋チャンネルや釣り専門チャンネルが放送できるのは、受信契約を結んだ視聴者から受信料をもらっているからマイナージャンル専門の放送でも経営が成り立つから。」
という回答をいただきました。
ところでテレビ・ラジオの放送局には必ず報道部門があります。(田舎のケーブルテレビや市民FM放送は除く)
あの報道部門というのは必要なのでしょうか?
スポンサーからの広告収入を経営基盤とするのが民間放送局ならば、いっそのこと報道部門なんか廃止して、一日中娯楽番組ばっかりやってればいいのではないでしょうか?
報道番組なんか制作放映してもせいぜい視聴率は10%台。娯楽番組ならば20-30%は取れます。そのほうがスポンサーも喜ぶのではないでしょうか? どうせスポンサーなんか放送内容がお下劣でも視聴率さえ取ってくれば文句言わないのですから。そのくせスポンサー社に不祥事があると、局に圧力をかけて報道を阻止したり、場合によっては報道番組側が自主規制して知らん振りしたりします。これでも公平な報道をしているつもりでしょうか?
日曜夕方に某TV局で視聴率好調な報道番組がありますが、あれだってその前に放送している超長寿の視聴率堅調なお笑い番組「●点」を放送しているから、そのままチャンネルを変えない家庭の視聴者を引っ張っているだけです。それなのに、調子こいてスクープなんぞ取ろうとするから見事にコケて、番組も3月で打ち切りの模様、社長のクビが飛ぶ羽目になりました。
究極は、六本木の放送局の某氏の
「放送局主導で与野党逆転の世論を誘導して、自民党を下野させよう!」
という発言がばれて、某氏は国会証人喚問、放送局は「放送免許更新取りやめかも知れない!」という前代未聞の事件がおきました。
こうなるとテレビ・ラジオ局の報道部門なんて何のために存在しているのかわかりません。
政府与党も民放の報道番組をたまには利用することはありましょうが、本音は
「イランことを根掘り葉掘り聞いてくる、うるせえハエみたいな連中だ。
政治報道はNHKだけでいいんだ。
NHKは政府与党に都合のいいことしか放送しないからな。予算編成を抑えているからNHKは政府の言いなりだ。グワハハハ・・・」
と思っていることでしょう。
マスコミをコントロールすれば世論形成ができることは政治家も知っているはずですし、放送局も視聴率で苦戦する報道部門をお荷物と思っている可能性は低くないはず。両者の思惑が結託して、徐々に大手マスコミからは報道部門が衰退していき、地上波放送では朝から晩までお笑い番組、スポーツ番組、お下劣お色気番組を垂れ流して、「一億総白痴化」に向かって突進して行き、いつの間にか日本国は1億人のおばかサラリーマンとそれをコントロールする100万人の官僚&政治家だけで構成される国家になってもおかしくないのに・・・ 政府与党はそれを望んでいるだろうに・・・。
とまあ、シニカルなスタンスで書きましたが、
「収支は合わなくとも、民間放送局は報道部門を堅持している理由」
「民間放送各局の報道部門をつぶせない政府与党の理由」
を教えてください。
お礼
納得できる理由です。ありがとうございました。