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昔の刑罰の切腹のとき介錯人の刀に水を掛ける理由は?
江戸時代の赤穂浪士の切腹の時などに、テレビや映画でよく見られますが、介錯人が罪人(切腹する人)の後ろに立ち、刀に水を注がせてから、介錯の刀を振り上げます。この水を刀に注ぐ行為は何を目的にしてなされるのか、何かの効用があって、なされるのか、また。この行為をなんと呼ぶのか、疑問に思っています。どなたか教えてください。
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>この水を刀に注ぐ行為は何を目的にしてなされるのか 罪人処刑の場合は、介錯でなく首切りです。^^; 武家の場合でも、切腹が認められない場合が多かった様です。 この場合は、盗賊などと同じで首切りです。 赤穂浪士の場合も、罪人扱いとして切腹は当初認められませんでした。 で、介錯刀(首切り包丁)に水をかける行為ですが・・・。 「摩擦抵抗を少なくする」為ですね。 摩擦で首切り包丁が刃こぼれを起こすと、上手く首を落とす事が出来ません。 また、首を切るという行為は「ギロチンと同じで、肉体的苦痛を取り除く」という一面もあります。 刃こぼれの包丁だと、腹を切った者の苦痛は想像を絶します。 介錯人にとっても、一太刀で首を落とさなかった場合は「切腹」なのです。 適任が居ない場合は、他藩へ介錯人を要請した記録もありますね。 それ程、介錯人の責任は重大なのです。 これだと、儀式が台無しです。 公式には、「刀を清める為」ですね。神聖な儀式ですから、穢れを落とすのです。 切腹した者の首は、首桶にいれて丁重に担当役所に提出します。 穢れがあっては、失礼に当たりますからね。 一般的には、切腹時に用いた介錯刀は(原則)二度と介錯には用いません。 >この行為をなんと呼ぶのか 「清め」だったと、思います。
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- lions-123
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>昔の刑罰の切腹のとき介錯人の刀に水を掛ける理由は? ↓ 私見 <順不同> ◇浄めの儀式・慣例 →神社参拝の手洗いと類似。 ◇切味の確保、血糊の付着防止 →刺し身包丁を水に漬けたりするのと類似。 ◇消毒や清掃のし易さ →理髪店のハサミをアルコールで拭くのと類似。 >また。この行為をなんと呼ぶのか ↓ 「清め」身分や時代、事情(刑罰と自死他)で、場所並びに作法や手順も異なるが、介錯人が行う行為・作法の一つ。 http://homepage1.nifty.com/SEISYO/sepuku.htm http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8B%E9%8C%AF
お礼
ご回答をありがとうございます。具体的な説明で理解しやすいです。刺し身包丁は使ったことがないのですが、なんとなく想像で、切れ味が鋭くなるのではと思っていました。ご説明、感謝いたします。
- あずき なな(@azuki-7)
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刀の刃こぼれを防ぎ 1撃で首を落とすためです
お礼
早速のご回答、ありがとうございます。水をつけると、刃物は一般的に切れ味が鋭くなるということなのでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。詳しくご説明頂き疑問が解けました。お礼もうしあげます。