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音楽の初歩的な知識
音楽の初歩的な知識 作詞、作曲の作曲者は全パート(ボーカル、ギター、ベース、ドラム等)を完全一人で作成したということでしょうか? それとも各自担当のアレンジなのか、各自別々で作成しているが全体の指揮をしたから作曲者になるのか? あとボーカルの音程やテンポはギーターの音程に合わして歌っているのか、テンポはドラムにあわして取っているのか、それともそんな定義はなくボーカル専用の楽譜をみながら音程やテンポを取っているのでしょうか?
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>作詞、作曲の作曲者は全パート(ボーカル、ギター、ベース、ドラム等)を完全一人で作成したということでしょうか? そうではありません。 「作詞」とは、歌詞を書くこと(歌詞を創作すること) 「作曲」とは、メロディーラインを書くこと(旋律を創作すること) です。それに付随する作業を作曲者自身が行うこともありますが、それには関係なく、あくまで「作曲者」というのは、「メロディー」を作った人のことです。 JASRACなどの楽曲管理団体が管理をしているのも、「詞」と「旋律」だけです。 たまたま作曲したついでに、作曲者自身がコードを付けたり、ベースラインも書き込んだり、ドラムスの譜面を書いたり、ピアノパートを書いたりしますが、それは「編曲」(アレンジ)という作業になります。また、単旋律から全パートを書き起こす「編曲家」(アレンジャー)という専門職もあります。作曲は素人の鼻歌でもできますが、編曲は専門職なので、キチンとした知識・経験がないとできません。編曲は「作業」ですが、作曲よりもはるかに難しいです。 メロディーラインの上にコードネームを書くのは、作曲者がたいていやりますが、コード進行をつけることは作曲ではありません。したがって、コード進行には著作権はなく、JASRACでも管理してくれません。 >それとも各自担当のアレンジなのか、各自別々で作成しているが全体の指揮をしたから作曲者になるのか? コードネームを見れば、ベース、ギター、ピアノなどの奏者は、五線譜にキチンと書き込んでなくても演奏できますし、ドラム奏者は、基本リズム(ボサノバ、エイトビート、16ビートとか)と曲の速度が指定されていれば演奏できます。 これらは、アレンジというほどでもなく、奏者の素養として要求されるものです。 大規模な編成のアレンジで、全体の指揮・監督をする人は「音楽監督」(ディレクター)といって、大抵は編曲した人、あるいは、作曲した人が自分の作品のイメージに仕上がるように各パートの奏者に指示をします。 >あとボーカルの音程やテンポはギーターの音程に合わして歌っているのか、テンポはドラムにあわして取っているのか、それともそんな定義はなくボーカル専用の楽譜をみながら音程やテンポを取っているのでしょうか? 逆です。音程はボーカルの人の声域に合わせてキーを決め、すべての楽器パートはそのキーに合わせて演奏します。速度はバンドマスターがあらかじめ決めて練習しておき、本番では、ドラマーが、「ワン・・ツー・・ワンツースリーフォー」と口に出して言うか、両手のドラムスティックを「コン・コン・コン・コン」と打ち鳴らし、その速度に合わせて全員が演奏を始めます。ドラマーが出す、この出だしの合図を「カウント」と言います。 演奏が始まると、ドラムスのテンポ感を、まずベースマンが捉えて演奏し、他の人はベースのノリを感じながら演奏します。 小さな規模のバンドでは、ボーカルの譜面、すなわちメロディーの上にコードネームが書かれただけの譜面を与えられ、そのコードネームを見ながら演奏しています。
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- ehimeman2
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作曲者はその楽曲の曲を作ったということで、曲だけ作る人もあれば全パート作成(アレンジをいいます)する人もいると思います。 各自担当アレンジや全体の指揮は文字通り、パートのアレンジ、指揮者と呼ぶのでhないでしょうか。 ボーカルの音程の方が個人によって制約がありますから合わせるとしたらボーカルの方にギターの音程を合わせると思います。 テンポは、その曲が一番映える速さを考えて(一人で、あるいは複数で)そのテンポでドラムの人が叩くと いったところでしょうか。
作曲者=作曲の権利を持っている人です。 作曲者がどこまで作ったかは場合によると思います。 例えばビートルズのポール・マッカートニーとジョン・レノンは、どちらか片方が作曲した曲でも作曲者は「レノン=マッカートニー」としていました。 似たように、バンドメンバーのだれが作っても、作曲者=バンド名とするバンドもけっこうあります。 ジャズの名トランペッター、マイルス・デイヴィスは自身のバンドのメンバーが作った曲にも自分の名前も併記させていました。(「ウェイン・ショーター/マイルス・デイヴィス」など) 原案を作ったのはお前でも、俺が手を加えてるんだから俺にも権利をよこせ、ってことですね。傲慢に聞こえるかもしれませんが、実際にマイルス・デイヴィスが手を加えることで全く違う曲のようになることも多かったようです。 そのマイルスも新人の頃は、チャーリー・パーカーというジャズ界では伝説的サックス奏者のバンドにいました。 このバンドにいたときにマイルスが作った曲は、チャーリー・パーカーにパクられたそうです。名前を併記どころか、パーカーだけで作曲したことにされてしまったんです。 他にも作曲といってもメロディだけ考えて、コードやリズムなどは全部プロの作曲家が考えたという場合もあると思います。 普段楽器を弾かないソロ歌手が作曲に挑戦しました!なんて言ってるのは、これでしょう。 宣伝上も作曲者=歌手名にしたほうが見栄えがいいので、手伝った作曲家の名前はクレジットされないか、「編曲家」にされると思います。 あるいは、ギターの弾き語りでデモ音源までは作ったということもありえます。 まあ、とにかくいろいろですね。
作曲者とは別に編曲者という言葉もあります。アレンジャーのことですね。アレンジャーのクレジットがある場合は、作曲者とは別に各楽器の演奏部分を作った人がいるということです。ただし、編曲者がクレジットされていないアバウトな音楽アルバムなども非常に多いですので、一概には言えません。 ですから、内部事情を知らない人には、作曲者とクレジットされている人物が、全パートを作曲したかどうかは判断できません。ほんとに曖昧な世界なんですね。また、契約書の縛りから、クレジットを外されたりする人もいます。ですから、作曲者とか編曲者と書かれている人が、その曲のどの部分をどの程度作ったかということは、ほんとうに千差万別でなかなか言い切れるものではないですね。 バンドの場合は、大体においてドラムが基本になってリズムのテンポが作られます。ただし、ジャム系のインプロ主体の音楽などでは、お互いの阿吽の呼吸、アイコンタクト、あるいはソロを担当している人間の展開のしかたによって、音楽の方向が途中で有機的に変化していくことはよくあります。 また、稀にテンポの基準がドラム以外の楽器にあるバンドもあります(ローリングストーンズはギタリストのリズムにドラムの方がある程度合わせて叩いているそうです)。 ヴォーカルの音程はもともと作曲されたものを基本にして歌いますが、事前に作曲された以外の即興のような部分は、そのパートのコード進行を基準にしてヴォーカリストが自分で考えて歌います。