私は、あなたの考えるフリーエージェントの定義とは多少異なる考えを持っています。フリーエージェント=個人起業家と定義してしまえば、仕事上必要不可欠なスキルや資格を習得した上で敢えて家業を継承した人なんかは、先代とは違う自分のスタイルを確立してビジネスで成功しても、もしかすると対象から外れてしまう恐れがあるのではないかと思います。
たとえば、私の働き方なんかはどう定義されるのでしょうか。仕事は病院の医療ソーシャルワーカーと先代から継承した小売店の二つ。病院とは年俸契約制(給与ではない)、店は専門性は強いですが大きいわけではりませんから仕入れから経理、店番まで自分でやっています。ある日は病院でクライエントのカウンセリング、別の日は小売店の店主。なんて状況ですよ。
ですから厳密に言えば病院の職員でもないし(職員名簿にも載ってないし)、店も税務上はつい最近まで事業主ではありませんでしたから“無職だ!”とうそぶいていたこともあります。(いまは事業主)
私があえてフリーエージェントを定義するなら、
1.組織を作る能力はあるが、あえて作る必要が無い。(あるいは組織を作って、マネジメントする。)
2.収入として給与という形を選択しない。(契約して報酬を得るのは別。)
3.自分の労働時間と労働環境を自分で管理出来る能力と権限を持つ。(必ずしも自由な時間があるとは限らない。)
4.職種は限定されない。(だれしも今の仕事が必ずしも自分の好きな仕事とは限らない。)
こんなところでしょうかね。