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壊れやすい電化製品
昭和の40~50年代に買った家電製品はまだ壊れずに稼働しているものがある反面、平成時代頃に買った物はよく壊れ、部品在庫期間も短いようだと感じています。 友人と話していて、これはわざと壊れやすく作ってあるのではないか、回転率を上げるために、と言ったら、それは思い過ごしだ、被害妄想だと一蹴されました。 製造業や設計、経営に関わったことのある方、またユーザーの方、体験や見解を披露していただければ幸いです。(カテ違いかもしれませんが、取り敢えずここで質問します)
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>これはわざと壊れやすく作ってあるのではないか ありえません。 保証期間内に壊れたらメーカーは多大なコストを掛けて修理し、さらに信用の失墜による影響ははかり知れません。 保証期間内には壊れずに、保証期間が過ぎれば壊れる、昔ソニータイマーなどとも呼ばれましたが、仮にそのような設計をするとすれば本当にタイマー回路が必要になります。 そんなコストを掛けたとしても、次にまた自社製品を買ってもらえる確率は非常に少ないですよ。 実際家電メーカーの社内品質基準(設計基準)は年々厳しくなっています。 (製品保証期間とは別の設計基準です) その厳しい基準をクリアする範囲で、最大限のコストダウンを行っています。 そもそも昭和40~50年代の家電製品で販売された台数と、現存してなおかつ動作する台数の比率はどれぐらいなのでしょうか? またそれと、現在販売されている製品の40年後の状況を考えて比較してみてください。 恐らく今販売されている製品の方が40年後に動作するものは多いと思いますよ。 また、コストを上げることが許されれば、製品の寿命を延ばすことが可能なのは事実です。 しかし、世界的にそのような製品の需要は極めて少ないのです。 もしあなたがお金を掛けてでも良いので50年壊れない製品を作ってくれ、と言われれば恐らく可能です。 (確率論的にゼロにはなりませんが、故障率100万分の1ぐらいは可能でしょう) しかし1年保証の32インチテレビは4万円で売っている隣に、全く同じスペックで50年間壊れない保証付きテレビが50万円で売られていたら買いますか? 40年前のテレビと比較すれば50万円でも破格の安さですが。 家電業界は今ほどユーザーにとって恵まれた時代はありません。 だから家電メーカーは瀕死の状態です。 もう10年もすれば、韓国製や中国製の家電ばかりになり、それらのメーカーの品質基準の低さに文句も言えない時代になると思いますよ。 そうなってから「昔の日本メーカーは良かった」なんて無責任なこと言う人が増えるのが目に浮かびます。 実際、つい先日まで一斉に「大企業バッシング」やってたメディアが今や必死にシャープ擁護の報道してますからね。 質問者さんはここで広く意見を聞こうとされたのでそのような一方的な考えの方ではなさそうですが、世間は現場の実情を全く知らず、一方的な感情論や利害関係で都合の良い意見を通そうとします。 我々家電メーカーの人間は少しでも良いものを安く提供しようと日々苦労しているにもかかわらず、報道では軒並み悪者扱いです。 もういい加減うんざりです。 中国メーカー製品ばかりになってザマーミロと言いたい気持ちもありますよ。
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- klht2prea
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一概には言えませんが、少なくとも液晶テレビの海外メーカーの増加に関しては、昨今の放送業界への失望が影響していると思います。 低予算番組を乱立させて視聴率が各局とも落ち込み、昨年夏にはついに全局10%を割り込んだそうです。これはあまりに低予算にこだわるあまり、バラエティーは内容がくだらないものになり、ドラマもストーリーの粗さが目立つ感じは否めません。 特に韓国ドラマやK-POPは過剰ともいえる放送により、視聴者側も飽きが出ています。 そして極めつけは「セシウムさん」で、これは放送局の人的ミスも重大ですが、その前に場違いなテロップを作ったこと自体が大問題です。しかし、謝罪は放送局側の人的ミスばかりで、問題テロップの製作者は解任されるも問題テロップが各局で蔓延している状況はおとがめなしといっていい状態です。 早い話、その家電によって「得られるもの」(テレビなら番組、電子レンジなら加熱された食品・洗濯機なら洗われた衣類・冷蔵庫なら冷えた食材といった具合)の品質の低下により、値下げ合戦で家電メーカーが瀕死の状態でも消費者側はお高いと感じてしまい、その結果が海外メーカーの勢力拡大ではないかと考えてしまいます。 特にテレビの場合、極度のマスコミ不信によりテレビメーカーは赤字でも視聴者側は高すぎるという印象を持たれ、安い製品に殺到して品質低下を目の当たりにしている方が多いのではと思います。
お礼
テレビ自体の品質より、流す放送番組の低劣さによるテレビ離れという視点からのご回答をいただきました。それもあるでしょうね。 どうもありがとうございました。
- souji77
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結局ユーザーは価格が安いほうを買い、修理は頼まず壊れたら寿命という。家電量販店は競合試合どんどん価格を下げていく。価格維持だけのための定期モデルチェンジをしなければいけない…・ たぶん昭和40~50年ごろのモノづくりで今の多機能機器を作ろうとしたらとんでもなく高額な商品になってしまい誰も買わないでしょう。 世界の家電シェアがそれを物語っています。中国ハイアール社が大きく伸び、韓国メーカーも大活躍です。結局ある程度の性能があってそこそこの期間使えたら安ければ安いほどいい・・・結局こういうことですよ。 繊細な多機能機器はガラパゴス日本だけで受け入れられ、世界では見向きもされてない。白物家電に限って言えばそんな気がします。
お礼
電気屋さんまで私とと同じ説を称えていたのも、世に誤解が広がっている証拠でしょう。 前の回答者様の説明でも白黒はっきりしました。 実は扇風機は我が家は毎年買い換えて外国製ばかりです。大きいのが千円ちょっとで買えるのですから。5年ほど持てば元が取れます。これで外国製が隆盛を極め、日本製品が売れなくなるのですね。申し訳ない…。これからなるべく日本製を買います。
- 山田 太郎(@testman199)
- ベストアンサー率17% (438/2463)
ついでに。。。 近年の電化製品において一社だけが圧倒的に優れている商品はありません。 あえて壊れやすい物を作っているメーカがあっても、買い替え時に他メーカに乗り換えられる危険が多いですよね
お礼
一社だけそんなことはしないでしょうね。 ご回答をありがとうございました。
- PXU10652
- ベストアンサー率38% (777/1993)
「友人と話していて、これはわざと壊れやすく作ってあるのではないか、回転率を上げるために、と言ったら、それは思い過ごしだ、被害妄想だと一蹴されました。」 利益を考えコストを抑えると、マージンの少ない部品や安い部品を使うことになり、結果的に壊れやすくなります。 ただ、省エネ対策や発火事故対策の観点から、電気製品の寿命は基本的に長くても10年程度と考えるべきだと思います。
お礼
「利益を考えコストを抑えると」 これは即ち新自由主義のしからしむる所ではないでしょうか。 お互いに「乾いたタオルを絞り」あって競争し合うという、せちがらい世の中・・・ 何だか悲しくなってきました。 使い捨て文明が人間関係まで薄っぺらなその時しのぎものものにしていなければいいのですが(と、意見の大転換:笑)。
- nijjin
- ベストアンサー率27% (4815/17787)
電気製品は多くの部品がかつては国内で作られていましたが今は中国など海外で作られています。 そして、大量に作ることと価格を下げることに力そ入れています。 その結果、強度や精度、耐久性はどうしても下がります。 また、電子系統の部品を多く使うものはどんどん集積化されていきます。 CDプレーヤーも発売答辞は大きな機械で、中は部品がいっぱいでした。 今は安いDVDプレーヤーを見ると中はスカスカでDVDけーすサイズに簡単に出来るぐらいです。 PS3もCPUの小型化や部品の削減で小さくなりました。 昭和の時代ならラジオペンチに半田こてで付けれるような電子機器の基板上のコンデンサーや抵抗はミリサイズのものになり人間の手で簡単に取り付けれないほどになりました。 こうなると墾田やーや抵抗の耐圧(余裕)も下がり壊れやすくなります。 ちなみに、修理用の予備部品は製造終了後から決められた期間は保持しなければならない決まりがあります。
お礼
そうでしたか。ご回答をどうもありがとうございました。
- arxtest
- ベストアンサー率55% (1065/1905)
修理をたまにする者です。 昔の製品は耐用年数などあまり深く考えずに劣化していても動作はするなどの製品も多数ありました。 今の製品はそれに伴う事故を防ぐために耐用年数や部品保有年数などが決められています。 結果的にその年数だけもてば良いのです。 某メーカーみたいにお金のある大きな会社は20年も経った製品を回収とかいまだにやっていますが、古い製品は事故に繋がりやすいものです。 他回答者様も仰るとおり製品自体が造りが違うのです。 また、修理費も高額になり買い換えるお客様が多くなってきていますよね。壊れなくてもエコのために。最新式は優れているから。壊れにくい機能の少ない製品を20年使うより壊れても多機能で優秀な製品を安く10年ごとに買い換える。 このようなユーザーの考え方も関係してると思われます。 わざと壊れやすく、回転率を上げるためとまでは違うでしょうが、耐用年数だけもてば良いのです。
お礼
「製品自体が造りが違う。」なるほど。 「修理費も高額になり」→ここが私の勘ぐりどころその一でもありました。(笑い) 「壊れなくてもエコのために。最新式は優れているから。壊れにくい機能の少ない製品を20年使うより壊れても多機能で優秀な製品を安く10年ごとに買い換える。このようなユーザーの考え方も関係してると思われます。」これは確かにありますね。
- SakuraiMisato
- ベストアンサー率17% (42/235)
今の状態の方が部分的なヴァージョンアップとか拡張とかに適していますので、 寧ろ有り難いのではないでしょうか?
お礼
今の時代はそうですね。 回答をありがとうございました。
色々な要因がありますよね。 しかし「わざと壊れやすくした」と言うよりは コストを下げ「安い製品」を追求したら結果として 壊れやすくなった と言ったほうが・・いいと思いますが・・・。 昭和では、原材料も今より格段に限られるし 「安い物」ではなく「良い物」「便利な物」を追求し研究してきた。 しかし平成では一部の産業を除きこれ以上便利さは必要なく それよりもいかに安い製品に仕上げるか 今までの機能を下げることなく安くするには・・ ・材質を落とす ・部品をギリギリまで減らす 機能も減らして材質も落とし部品も減らす・・物もありますよね。 金属より、金属以外のものの方が耐久性は落ちて当たり前 3mmだったものを2mmにしたら・・・ 1cmのボルトを0.8mmにしたら・・・ 企業によっては昭和の頃よりもコスト削減を迫られているのが 現実ですから・・・ ・壊れやすく しているのではなく 安さを追求したら・・そうなった・・ だけのことです。 今でも壊れにくい製品は製造されていますよ。 むちゃくちゃ高いと思いますが・・・。 高い=壊れにく にはなりませんし。 高い→機能、性能が良い→壊れやすい ってな物もありますしね・・・携帯みたいに・・・ 携帯でも 壊れにくい→機能が少ない→安い ものもあるし・・・ 機能を求めるか?性能を求めるか?安さを求めるか? 製品選びも・・難しいですね~~!
お礼
> コストを下げ「安い製品」を追求したら結果として壊れやすくなった なるほどね。性能・機能・値段の三絡みですね。 ありがとうございました。
- 山田 太郎(@testman199)
- ベストアンサー率17% (438/2463)
多くの家電について昔は電機製品であり、最近は電子製品です 構造が単純で個々の部品が大きい方が 壊れにくく修理が簡単です
お礼
昔:電機製品(構造が単純で部品が大→壊れにくく修理が簡単) 今:電子製品(その逆) シンプルで分かりやすい解説を、どうもありがとうございました。
- RTO
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テレビのように複雑なものは 多数のアナログ部品を使っていた昭和50年代末くらいまでは「本当によく壊れ」ました 街の電気屋さんでもテレビを直す技術を持っていたものです また洗濯機などの白物家電も今と違い機能も構造も単純でしたので壊れるところはほぼ決まっていました。これも街の電気店のおっちゃんが直したものです。 昭和50年代後半から 電子回路のIC化、パッケージ化、高密度化が進み 電子回路の故障率は一気に下がりました。 故障してもテスターや半田ごてで直せるものではなくなりましたので電気製品の修理は「街の家電店では手も足も出ないのでメーカー送り」となってしまったのです。 一方、昭和60年代からは家電品の値下がり傾向と共に 簡易な家電品から順に海外生産化が進み、同時に「基本機能だけあればいい」「ブランドなんて気にしない」消費者が増えました 結果としてコストダウンの賜物で 過剰品質の製品が淘汰され、可動部分や構造がチャチなものが増えてしまったので「品質が下がった壊れやすくなった」と感じるのでしょう。
お礼
「コストダウンの賜物で 過剰品質の製品が淘汰され、可動部分や構造がチャチなものが増えてしまったので「品質が下がった壊れやすくなった」と感じる」 なるほど、説得力のある説明です 。<過剰品質>という概念が有効ですね。
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お礼
貴重な現場の声をありがとうございました。 いろいろな回答を読むうちに、何割かが自説が正しく、何割かが間違っているのかもと揺れていましたが、きっぱり「ありえません」と全否定ですね。理由の数々も明快です。これで疑いが晴れました。 どの業界も客の身勝手に音を上げているのだなと我が身に引き比べて納得しました。 聞いて良かったです。どうもありがとうございました。