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壊れやすい電化製品

昭和の40~50年代に買った家電製品はまだ壊れずに稼働しているものがある反面、平成時代頃に買った物はよく壊れ、部品在庫期間も短いようだと感じています。 友人と話していて、これはわざと壊れやすく作ってあるのではないか、回転率を上げるために、と言ったら、それは思い過ごしだ、被害妄想だと一蹴されました。 製造業や設計、経営に関わったことのある方、またユーザーの方、体験や見解を披露していただければ幸いです。(カテ違いかもしれませんが、取り敢えずここで質問します)

質問者が選んだベストアンサー

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  • tomatine
  • ベストアンサー率37% (291/776)
回答No.11

>これはわざと壊れやすく作ってあるのではないか ありえません。 保証期間内に壊れたらメーカーは多大なコストを掛けて修理し、さらに信用の失墜による影響ははかり知れません。 保証期間内には壊れずに、保証期間が過ぎれば壊れる、昔ソニータイマーなどとも呼ばれましたが、仮にそのような設計をするとすれば本当にタイマー回路が必要になります。 そんなコストを掛けたとしても、次にまた自社製品を買ってもらえる確率は非常に少ないですよ。 実際家電メーカーの社内品質基準(設計基準)は年々厳しくなっています。 (製品保証期間とは別の設計基準です) その厳しい基準をクリアする範囲で、最大限のコストダウンを行っています。 そもそも昭和40~50年代の家電製品で販売された台数と、現存してなおかつ動作する台数の比率はどれぐらいなのでしょうか? またそれと、現在販売されている製品の40年後の状況を考えて比較してみてください。 恐らく今販売されている製品の方が40年後に動作するものは多いと思いますよ。 また、コストを上げることが許されれば、製品の寿命を延ばすことが可能なのは事実です。 しかし、世界的にそのような製品の需要は極めて少ないのです。 もしあなたがお金を掛けてでも良いので50年壊れない製品を作ってくれ、と言われれば恐らく可能です。 (確率論的にゼロにはなりませんが、故障率100万分の1ぐらいは可能でしょう) しかし1年保証の32インチテレビは4万円で売っている隣に、全く同じスペックで50年間壊れない保証付きテレビが50万円で売られていたら買いますか? 40年前のテレビと比較すれば50万円でも破格の安さですが。 家電業界は今ほどユーザーにとって恵まれた時代はありません。 だから家電メーカーは瀕死の状態です。 もう10年もすれば、韓国製や中国製の家電ばかりになり、それらのメーカーの品質基準の低さに文句も言えない時代になると思いますよ。 そうなってから「昔の日本メーカーは良かった」なんて無責任なこと言う人が増えるのが目に浮かびます。 実際、つい先日まで一斉に「大企業バッシング」やってたメディアが今や必死にシャープ擁護の報道してますからね。 質問者さんはここで広く意見を聞こうとされたのでそのような一方的な考えの方ではなさそうですが、世間は現場の実情を全く知らず、一方的な感情論や利害関係で都合の良い意見を通そうとします。 我々家電メーカーの人間は少しでも良いものを安く提供しようと日々苦労しているにもかかわらず、報道では軒並み悪者扱いです。 もういい加減うんざりです。 中国メーカー製品ばかりになってザマーミロと言いたい気持ちもありますよ。

gesui3
質問者

お礼

貴重な現場の声をありがとうございました。 いろいろな回答を読むうちに、何割かが自説が正しく、何割かが間違っているのかもと揺れていましたが、きっぱり「ありえません」と全否定ですね。理由の数々も明快です。これで疑いが晴れました。 どの業界も客の身勝手に音を上げているのだなと我が身に引き比べて納得しました。 聞いて良かったです。どうもありがとうございました。

その他の回答 (13)

  • trajaa
  • ベストアンサー率22% (2662/11921)
回答No.3

安全マージンを大きく取ればそりゃ長持ちする。 更に、四十年前のモノと今のモノの機能差->構成部品数なんか比較にならない 部品が増えれば、トータルで見た場合の故障率は上昇する。 >これはわざと壊れやすく作ってあるのではないか、回転率を上げるため・・・ 違う、一定の期間機能を全うするのに充分なモノは確保するが無駄な余裕を持たないということ じゃぁ長持ちするように丈夫に作ればいい? そうなれば、一つ一つのパーツや組立に今の何倍もの費用を掛ける必要があり製品価格の上昇に繋がる 電器屋さんで『値段がいくら高くても良いから丈夫なモノが欲しい』というお客がどれだけ居る? 皆、少しでも安いモノを買いたがるから量販店に行くのでしょう? ウチの製品は高いけど丈夫です!なんてのをアピールポイントにしているメーカーはあっという間に売上げ急落で破綻する。

gesui3
質問者

お礼

お客のニーズの変化による変容とのこと。なるほど。 ただしこの答えでは、部品が減ったのか増えたのかが不明です。前半は増えたようにいい、後半は減ったように読めます。どっちでしょう? 末尾のひとことはまた、私の説を裏付けてているような言説・・・。??? しかし、車のフォルクスワーゲンやドイツ製の髭剃りなどは壊れなくて長持ちで繁盛なのでは?

noname#161655
noname#161655
回答No.2

私も、平成になったあたりからの電化製品は、 長持ちしないと実感しています。 近所の電気屋さんに聞いてみたところ、 製品価格が安くなりすぎ、たくさん販売しないと メーカーも販売店も経営が成り立たないので、 敢えて、壊れやすくしてあるということでした。 エアコンの場合は、3年から5年が目安なのだとか。 真偽のほどは定かではありませんが。

gesui3
質問者

お礼

電気屋さんも同じ述懐をしているのですね。 回答をどうもありがとうございました。

  • aokii
  • ベストアンサー率23% (5210/22062)
回答No.1

昭和の40~50年代に比べれば、今は、わざとというより無駄に長く使えるようには作っていません。 ちなみに、国内生産が少なく、中国や韓国やベトナムで作ると製造品質が悪くて長持ちしません。 特に冷蔵庫や洗濯機は壊れやすかったり、不良品が多いです。 また、プラスチックが多く使われており壊れやすいです。

gesui3
質問者

お礼

壊れやすいのは事実で、原因は外国産・素材変化・長く使えるという企業コンセプトの消失などなのですね。 ありがとうございました。

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