室生犀星「小景異情」
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしやうらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや
室生犀星の「小景異情」について、2つほど質問があります。
(1)「ひとり都のゆうぐれに」の「都」は多分東京のことを示しているのでしょうが、「遠きみやこにかへらばや」という「みやこ」のほうは、故郷の金沢のことですか?
(2)「帰るところにあるまじや」と言っていますが、室生犀星には何か故郷に帰れない事情があったのでしょうか?
どちらか片方だけでも構いませんので、お願いします。
お礼
初めまして31192525さん^^ 実は生まれてこのかた二十数年、恥ずかしながら 最近、室生犀星さんと言う作家さんを知りました。 興味がわいたので、今からでも読んでおこうと思いまして、 かげろふの日記遺文、杏っこ…、参考になりました! 回答、有難うございました。 最後のは、作品の一文でしょうか^^綺麗な言葉ですね