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ミットロムニーのお金儲け方法とは?
- 共和党のミットロムニーさんはどのようにお金を稼いできたのでしょうか?彼の億万長者の背景やお金の儲け方についてまとめました。
- ミットロムニーさんはオバマ大統領との戦いに臨んでいますが、彼の信用性について語られることがあります。彼のお金の儲け方や経済政策についてご紹介します。
- ミットロムニーさんは財界で成功を収めた存在ですが、その成功は労働者の犠牲とも言われています。彼のやり方が本当に社会への貢献になっているのか、疑問視されています。
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質問者が選んだベストアンサー
ロムニー候補はまちがいなく優秀な頭の切れる人物であり、アメリカのベスト&ブライテストだと思います。 ところで、質問者様はハルバースタムの『ベスト&ブライテスト』はお読みになったことがありますか。優秀で賢明な人びとがアメリカをベトナム戦争の泥沼に引きずりこむ過程を描いたノンフィクションです。現実社会では頭の良いプラグマティストは評価されますが、政治家はそれだけではダメだということですね。 ビジネスマンとしての経歴、政治家としての実績、今回の選挙戦での言動を通じてのわたしの彼に対する評価は「頭が良いけど節操のない人」です。 さて、ご質問の「ミット・ロムニーはどうやって金を儲けたの?」ですが、これは質問者様がすでにご存じのようですので回答不要と判断しました。正直に申し上げて、わたしにとっては彼が一介のビジネスマンであるかぎり、どんなにひどいことをして金を儲けてきても外国のことなのでしょせん人ごとです。 ただ、大統領候補になっている以上、それでは済まなくなってきました。マサチューセッツ州知事としての実績は、報道に接するかぎりおおむね評価できると思います。ことに、州住民全体に対する皆(医療)保険の導入は立派でした。しかし、選挙戦で彼が言っていることは、すっかり共和党の多数をしめる情緒的で非現実的な観念論にすり寄っているように見えます。 ティー・パーティに顕著ですが、共和党の大部分は宗教的な情熱と従来の保守的な規範意識が一体となり、国際的な展望は排他的で独善的な妄念に取りつかれ、富裕層にやたらと優しい自由放任主義経済を理想にかかげ、そして人種主義に毒されています。要するに、わたしはまったく評価していません。 共和党のかかげる経済政策はひと言でいえば新自由主義であり、大規模減税、規制緩和、民営化を三本柱としています。このような政策は80年代にはたしかに効果を上げていましたが、90年代以降この政策を導入して持続的な成長を果たした先進国がひとつもないことからもわかるとおり、国家経済の政策としてはもはや時代後れであり、率直にいって国家経済の自殺行為と考えます。 政策そのものや理念の問題というより、現実の国内的な条件や国際環境がそぐわないかぎり富裕層の富裕化以外に効果がなく、現状のアメリカの実情からすればまったく現実的な政策目標ではありません。中間層に恩恵がまわることもなく、低所得層はただ切り捨てられて治安問題へと姿を変えるだけでしょう。簡単にいえば「過ぎたるは及ばざるが如し」で、アメリカはまさに度がすぎているのです。 自由主義自体はまとこに結構なことであり、市場経済は尊重されなければならないと考えます。しかし、度がすぎたそれは自由競争に対する障害にしかなりません。競争に勝った人は自分が勝ちつづけるために競争全体をコントロールできるからです。 なぜこのような政策を共和党が追究するのかといえば、まさしく富裕層の富裕化を目指しているからでしょう。そして、なぜ富裕でない共和党支持者がこれを支持するのかといえば、P.クルーグマンが指摘するとおり、彼らが信奉する保守的な世界観に対して人種主義的な偏見で訴えかけているからであり、それが実際に効果を上げているからだと思います。 つまりは単なる問題のすり替えなのですが、新自由主義者たちが黒人やヒスパニックなどのマイノリティに対する敵意をあおり立てているので、本来彼らにとってもさしてメリットのない新自由主義を丸ごと支持するにいたっていると見ています。 ロムニー氏自身に対するわたしの評価は高くもありませんが、さして低くもありません。少なくともブッシュJr.などよりはるかにまともな判断力を持った人物だと思います。ですが、彼がいまの共和党の支持を受けて大統領になろうとしているかぎり、ろくでもない大統領にしかなれないのではないか、と考えています。
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- hekiyu
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”彼は労働者の味方ではなく、投資家の味方である” ↑ 一部の金持ちの為の会社を創り、それで大儲けをした人ですから 少なくとも、過去はその通りだ、と言えるでしょう。 しかし、大統領になっても、それを継続するかは 解りません。 反対に、過去、貧乏人の味方をしてきた人が大統領に なって、それで貧乏人の為の政治をやるかは別問題です。 ”彼のやり方では社会への貢献になっていない、ということでした。 ほんの一部の富裕層にお金がいく仕組みをミットロムニーは つくりあげてきたというのです” ↑ 貧乏人に金がいく仕組みが、即、社会に貢献すること になるというのは短絡的過ぎませんか。 そういうことをやり過ぎると、国力が衰えたりすることが ありますよ。 事実、それをやり過ぎた英国は英国病にかかりました。 サッチャーが社会福祉を大幅に切り捨てるなどの荒療治を しなければ、今日の英国は無かったかもしれません。 ”もし経済に強い人が いましたら、ミットロミニーのしてきたことが人道的にどんなものなのか、 彼は本当に一部の国民だけでなく、多くの中間層の国民の為に尽くしてきた人なのか” ↑ 経済に強い人に、人道的見地からの意見を求めるのですか? 経済に強い人には、経済的見地から米国の国益にとってロムニー氏は どうなのかを聞いた方がよくないですか? ま、それはともかく、ロムニー氏は、中間層の国民の為に 尽くした人ではありません。 しかし、大統領になったら、それがどうなるかは別問題です。 特に、彼は共和党です。 一般には、共和党の方が日本の利益になると言われています。 ちなみに、大東亜戦争は、民主党の時に発生しました。
お礼
ー貧乏人に金がいく仕組みが、即、社会に貢献すること になるというのは短絡的過ぎませんか。 確かにそういう考え方もありますね。イギリスがそうだったんですね。 バランスが大切なのですね。 ー経済に強い人に、人道的見地からの意見を求めるのですか? はい、求めます。経済はただ単にお金を儲けることではないと考えるからです。 ーロムニー氏は中間層の国民の為に尽くした人ではありません。 やはりそうですか。。。だとすれば、彼が国民全体の為に尽くす可能性は非常に低いかと思います。でも、あなたの言う通り、可能性が0というわけでもない、その通りです。 ただ、共和党は軍隊を強化すると言っているので、沖縄の人はもっと大変なことになるのではないかと心配です。 ご回答ありがとうございました。
お礼
ロムニーさんはブッシュよりははるかにまともだし、マサチューセッツ州知事の時は皆保険等を行って立派なことを行った と聞けて良かったです。ホッとしました。 ”競争に勝った人は自分が勝ちつづけるために競争全体をコントロールできる” その通りです。 なので、ミットロムニーは大統領になっても中間層の人たちの味方にはならないのですね。国民の多くを占める中間層に恩恵がいかなければ国益につながったとはいえないですもの。 共和党は本当に宗教的に偏り過ぎだし、その割には金持ちを助けたがる、軍隊を強化したがる、これでよくキリストの弟子だと言えるな、とあきれてしまいます。 ロムニーさんはモルモン教徒なのに、オバマの悪口ばっかり言ってて、本当にみっともないです。モルモン教は世界で唯一真の教会だと自称しているのだから、本来は愛を持って戦うべきなのに。オバマさんは結構冷静に受け止めていますね。私としてはオバマさんに頑張ってほしいし、是非、中間層が恩恵を受ける社会にしていってほしいと思っています。 ハルバースタムさんの本、読んでみます。 丁寧な回答をありがとうございました。よくわかりました。