こんにちは。
>同じ効力の薬なのでしょうか?
分類上は 両方とも骨格筋弛緩剤の一つですが、メフェネシン系と塩
酸エピリゾンに分かれています。
>効力は同じでも作用する部分が変わるのでしょうか?
成分に違いがあると、適応範囲も少しは違ってきまでしょう。
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◇カルバミン酸クロルフェネシン製剤
骨格筋弛緩剤に分類されています。
メフェネシン系筋弛緩剤と呼ばれているものの代表です。
【作用】
・ひどい肩こり、腰痛、手足のこわばりなどの治療に用いられます。
・筋肉が痙攣して痛みがあるときに、脊髄の神経を麻痺させるによっ
て筋肉のこわばりを取り去ります。
・一時使用されていた精神安定剤のメプロバメートに似ており、精神
安定作用もあります。
1.特徴:
同類薬の中では、効目が強く、作用時間も長い方です。
2.注意:
安定剤など 脳に働きかける薬と併用すると、副作用が出やすくなり
ます。
3.効能:
腰背痛症、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、脊椎分離 ・辷り症、脊
椎骨粗鬆症、頸肩腕症候群。
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◇ミオナール
(製薬メーカー)エーザイの製品で、塩酸エピリゾンを含む製剤です。
痙性麻痺治療剤に分類されます。 構造的には骨格筋弛緩剤の一
つで、メシル酸プリジノールに近いものです。
【作用】
・筋肉を緊張させている神経を鎮める作用があります。
・筋肉の血流を改善します。
・そのような作用から、筋肉のコリやこわばりがとれて痛みがやわら
げる作用があります。
・筋肉の緊張をゆるめる作用があります。
※ミオナールは 消炎鎮痛剤と一緒に補助的に出される薬で、単独
での使用ほとんど見られません。
※「効果が認められなかった」 ため海外では使用されていないかと
思います。
1.特徴:
同類薬の中では、効目が穏やな方です。副作用も比較的少なく、
各診療科で広く使われています。
2.注意:
肝臓の悪い人は、慎重に用いる必要があります。
3.効能:
次の疾患による筋緊張状態の改善//頸肩腕症候群、肩関節周
囲炎、腰痛症。
次の 疾患による痙性麻痺//脳血管障害、痙性脊髄麻痺、頸部
脊椎症、術後後遺症(脳・脊髄腫瘍を含む)、外傷後遺症(脊髄損
傷、頭部外傷)、筋萎縮性側索硬化症、脳性小児麻痺、脊髄小脳
変性症、脊髄血管障害、スモン(SMON)、その他の脳脊髄疾患。
長文になりごめんなさい。
お礼
ありがとうございます。