40過ぎの会社員です。
「源泉徴収」の意味が、あまりお分かりではないのですね。
意味が不明な点がありますので、仮定した内容を書いております。前提が違えば、当然ながら回答も的外れになっていますので、そのことをご承知ください。
お手元にある「源泉徴収」というのは、「源泉徴収票」のことでしょうか?
それですと、その年に支払ったお給料と、そこから差し引いた所得税が記されています。
これは、基本的に1つの会社は年に1枚しか発行しません。先に書いていますように、「その年」の分を記載するからです。
11月分と仰るのが11月に働いた分ということであれば、その分が12月に給料として支払われたもので、12月に働いた分は今年の1月給与となっているのではありませんか?
だとすると、今年の年末くらいに送られます。
もし、「源泉徴収」が給料明細などに、源泉徴収として載っているということであれば、それだけでは何の意味もありません。
正式な源泉徴収票を発行してくれるように、会社にお願いなさるべきです。
新しく勤めた場合ですが、基本的に源泉徴収票の提出は求められません。
源泉徴収とは、先にも書きましたように、その年の1~12月に支払った給料と、源泉徴収した所得税、そして計算に必要な情報が書かれています。
これは何を目的としているのかと言いますと、その年の所得税を決めるためと、翌年の住民税を決めるためです。
つまり、質問者さまの昨年の所得税はいくらだったか、今年6月から来年5月までの住民税はいくらにすべきか、が源泉徴収票で分かるのです。
もし、質問者さまが源泉徴収票を見て、所得税が引かれ過ぎているようであれば、税務署へ確定申告をすると所得税を還付してくれるのとともに、住民税も再度計算し直してもらえます。
1カ月程度しか働いていらっしゃらないのであれば、一般的には103万もの収入はありませんから、所得税は0円になっていると思います。
もし、給与収入が103万もないのに、所得税が引かれていれば、「年調未済」と書かれていると思います。年間の所得税の計算はしていませんよ、ということです。この場合、税務署へ確定申告をするのが、お勧めです。
仮に、質問者さまが今年働いて収入があった場合、働き方と期間によっては職場で「年末調整」をしてくれるケースがあります。
これは、質問者さまが1~12月にもらった給与と、それから引かれている所得税を計算し直して、過不足を調整するものです。
もし、質問者さまの手元に、昨年12月に働いた1月に支給した給与の分として源泉徴収票が送ってこられれば、年末調整を正しくするためには、これを会社の求める期限までに提出しなければなりません。提出できなければ、ご自身で確定申告をなさるだけの話です。
このケースだけが、「前職の源泉徴収票を新たな職場で提出を求められる」ケースになりますが、この場合は、あくまでも働いた年が同じものだけです。今年の年末調整のために、昨年の源泉徴収票は求められません。
もっとも、こういった税金上の取り扱いとは別に、前の職場がどこだったかを確認するために、社会保険などに非加入だった方に対しては、「源泉徴収票でもいいですよ」と仰る会社もあるそうです。
そんなケースは、その会社の考え方ですので、ここでは何とも申し上げられません。