文体論・文体史とは何か。卒論のテーマと成り得るか。
文学部生です。
私は常々谷崎潤一郎氏の文章を読んで「美しい文だなぁ」と思っていました。
最近になって同氏の「文章読本」を読んで「文体」というものにとても興味が湧いたので、
これを卒業論文のテーマに出来ないものだろうかと思っています。
図書館で本を探してみても、「文体」に関する本はあまり見つかりませんでした。
一冊だけ『資料と解説 日本文章表現史』/秋本守英 編(和泉書院)
という本を見つけて読んでみているのですが、
この本は上代から近代までの様々な著者の文章を例に上げて、
それぞれの文体について述べています。
例えば、谷崎潤一郎氏なら、『盲目物語』の一節を挙げて、
>仮名草紙風の平仮名を多用する字面は、
>その平板な視覚的印象が擬古文的な文体とうまく相応しているだけでなく、
>ゆったりとして盲人の語りをも連想させる効果を発揮している。(抜粋)
といった風に紹介しています。
漠然とですがこんな感じの勉強がしたいのです。
私の通っている大学にはそのような研究をされている先生は居ません。
文体論で卒業論文は書けるものでしょうか。それは例えば、どんなテーマでしょうか。
また、国文学・国語学研究の世界において文体史・文体論とはどのような位置づけにあるのでしょうか。
国文学か国語学かと言えば、国語学なのでしょうか。
それとも特定の著者の文体に関して研究するのならば、国文学と言えますか。
最後に、文体論・文体史に関するものでお薦めの書籍などありましたら、教えていただけないでしょうか。
私は文体に関しては無知そのものなので、特に初心者向けの書籍が知りたいです。
勿論、難しいものでも、頑張って読みます。
質問攻めでなんだか字面が気持ち悪くなってしまいました。すいません。
どうかよろしくお願いします。