従軍慰安婦の事ですね。
「じゅうぐん いあんふ」と読みます。
従軍とは、「軍に同行する」という意味で、
慰安婦とは、「軍人相手の売春婦」の事です。
よく「娼婦(しょうふ)」とも言われますが、娼婦と売春婦は同じ意味で、
要するにセックスをして金を稼ぐ女性の事です。
上で見てもわかるように、「慰安婦」という言葉には「従軍」の意味は含まれてますので、
ただ「慰安婦」と言えばいいのですが、太平洋戦争時の日本軍の慰安婦に関しては「従軍慰安婦」と呼ばれることが多いです。
当時世界中の軍隊に慰安婦は居ましたが、日本軍以外の慰安婦は「従軍慰安婦」とは呼ばれず、ただ慰安婦と呼ばれます。
慰安婦の制度は簡単に言えば管理売春で、慰安婦たちはきちんと報酬をもらって仕事をしていました。
なので、慰安婦制度自体に問題はありません。
韓国が問題にしているのが、「日本軍が韓国人女性をさらって無理やり慰安婦として働かせた」という内容です。
戦時、戦後共にそんな問題は誰も聞いたことがありませんでしたが、
吉田清治という元軍人が、終戦後30年以上経った1977年に突然「朝鮮人慰安婦と日本人」という本を出版し、
その中で朝鮮人女性を日本軍が強制連行し、無理やり慰安婦にしたと証言しました。
吉田は1983年にも「私の戦争犯罪」を出版し、講演などで繰り返し謝罪しました。
韓国でも謝罪を行っています。
この事により、韓国人が「日本軍による朝鮮人慰安婦の強制連行」を初めて認識します。
しかし、それまで韓国では何の話題にもなっていなかった事なので、さすがの韓国人もすぐには信用していません。
「私の戦争犯罪」の舞台となった土地の地元紙「済州新聞」が現地で行った取材の結果、
強制連行があった証言や証拠は得られず、1989年に「私の戦争犯罪」で書かれた事は全くの捏造で「軽薄な金儲け主義的」だと報じます。
さらに、様々な検証の結果、吉田の告白そのものに真実味が薄れていき、
最終的には吉田自身が創作であると認め、「人権屋に利用された私が悪かった」と反省の弁を述べました。
「日本軍による朝鮮人慰安婦の強制連行」の根拠は吉田の著書のみでしたが、
韓国紙によって「捏造」と言われ、吉田自身も捏造と認めたため、強制連行の根拠は消え去りました。
これが、いわゆる「従軍慰安婦問題」の全てです。
しかし、韓国は今でも従軍慰安婦問題について謝罪と賠償を要求しています。
これはなぜか。
まず、慰安婦本人の証言です。
「私は昔強制連行された日本軍の慰安婦で、ひどい仕打ちを受けていた、賠償してほしい」と名乗りを上げた女性が、吉田が捏造を認めるまでの間に複数人出て来ていたのです。
この「本人の証言」を韓国側はかなりの証拠として見ています。
しかし、実際にはかなりの額の給料(家が2~30件買えるほど)を支給されていた資料があったり、
終戦後2年間も軍で働いていた事になる妙な証言があったり、
それを指摘されるたびにコロコロ言う事が変わったり・・・という事があり、
証拠としての能力はかなり乏しいと言えます。
日本人の多くは、この自称元慰安婦は金目当てのでっち上げだと見ています。
それ以外にも、韓国はいくつか証拠を出していましたが、全て検証により否定されています。
吉田が捏造を認めた後に、日本政府は軍による強制連行があったのかどうか、本格的な調査をしています。
その結果、軍による強制連行があった物証は得られませんでした。
しかし、慰安婦達本人の証言を聞き取りした結果、「本人の意に反した強制があったと確信が得られた」と発表してしまいます。
「物証」よりも「証言」を重視したわけです。
それでも、「軍による強制連行があった」とは言えず、曖昧な言い方を取っていますが、
一般的にはある程度の強制性を認めたと判断されています。
これが有名な河野談話です。
吉田証言で始まり、吉田の捏造告白で終わったはずの朝鮮人従軍慰安婦の強制連行問題が今も尾を引いているのにはこういう理由があります。
なお、韓国はしきりに謝罪と賠償を要求していますが、
1965年に締結した日韓基本条約において、日本が韓国に莫大な経済援助をする事によって一切の請求権の解決しています。
韓国に対する保障は「永久的且つ完全に」完了している、とされていますので、
そもそも韓国側に戦時の事案に対する請求権はありません。
韓国は、条約締結時には従軍慰安婦問題は表に出ていなかったので、慰安婦に対する賠償は別だと主張していますが、
吉田が捏造本を出版しなければ、そもそも「永遠に無かった問題」なのです。
これが慰安婦問題の概要です。
韓国が挙げた証拠や、それが否定された経緯などは検索すれば容易に見つかりますので、
興味があれば調べて見るといいでしょう。
韓国の印象としては、日本人から見れば「反日」というのが一番大きいですね。
韓国は国策として、学校教育の過程で徹底的に日本を憎むように教えられているので、戦争を知らない若い人ほど日本を嫌っています。
日本統治の時代を知っている老人層は、比較的親日の方も多いようです。
ちなみに、教科書には韓国人以外が見れば笑ってしまうような嘘が平気で書かれています。
反日教育が行過ぎたせいで、今は引っ込みが付かなくなっている状態です。
政府が親日の方針を取るとそれだけで支持率が下がるので、韓国政府は反日の姿勢を貫かずにはいられないのです。
支持率が下がると日本に対して挑発的な態度を取り、支持率アップの為のカンフル剤としています。
現に今の政権も支持率が20%を切り危険な水域に来たので、竹島訪問や天皇陛下への侮辱などで支持率アップを狙っています。
「日本を憎む事」なくしては、政府並びに国家自体が成り立たなくなっている、それが韓国です。
お礼
パクるのは中国だけかと思ってたのに、韓国もパクってたんですね。 日本はいろいろぱくられてますね