「鍛える」という言葉があっているかわかりませんが、甘やかさない事で強くなるというのは確かだと思います。
例えば、植物を植えた後でいつも水を遣っていると、植物はあまり根っこを伸ばさなくなります。
わざわざエネルギーを使って根っこを広げなくても、常に周りに水分がある訳ですから当然です。この状態で急に水切れすると、簡単に枯れてしまいます。
そういう状態を避けるために、水やりは土が乾きかけてからというのが基本とされます。土が乾いてくると、根が水を求めて伸びるので、広範な根が出来ます。また、これで水だけでなく肥料の吸収力も高まるので、少ない肥料でもしっかり育つようになり、一石二鳥です。
また肥料もそれと似たような事が言えます。
肥料(特にチッソ分)をたくさんあげると、それを元に過剰にタンパク(体)を作るため、ひょろっとした軟弱な体になってしまいます。こういった植物は、風雨や害虫の攻撃で簡単に傷んでしまいいます。
味に関して言えば、寒さに当てると味が良くなるという例があります。
ホウレンソウは、霜に当たると凍結を防ぐために体内に糖分をためるので、甘いホウレンソウができます。これは寒さに強い野菜に広く当てはまる事かもしれません。
他に有名なところでは、トマトやメロンの省水栽培。
水と肥料(チッソ分)を少なめに管理することで、タンパク合成が抑制されると同時に糖分の生成が促進され、甘い果実ができます。
こんな感じの例はたくさんあると思いますが、敢えて厳しい環境を与える(度を超すと枯れますが・・)ことで味や頑強さが増すのは間違いないと思いますよ。
お礼
人参ぶらさげて走る馬みたいに、根っこが水をもとめて動く?伸びるのかな、のですね。 面白いです。 回答ありがとうございました!