好みにもよるでしょうが、一般に鶏卵よりは相当に食味が落ちます。
鶏卵よりは一回り大きいので、戦後の一時期、各地で採卵目的の飼育が行われました。
我が家でも飼っていました。家の直ぐ裏手が小河川だったので、河原で放し飼いしていました。
午前の産卵時間経過後に河原に誘導しますが、飼育舎以外の河原にも営巣するため、採卵は容易ではありません。また、稲・麦などの結実期には田畑に侵入して食害を起こすため、すっかり嫌われ物になり、放し飼いできなくなりました。
当時、仲買人が買い取りに来ていましたが、買い取り価格が相当に暴落したため、飼う人が居なくなりました。アヒルの肉も鶏肉よりは可成り味が落ちるため、資料代や手間暇掛けても採算が取れません。
稲の成長期に、合鴨(鴨とアヒルの掛け合わせ)を水田に放ち、無農薬栽培の一助にする農法も、期待されたほどには普及していません。理由は上記に近いと思われます。
近年は鳥インフルエンザの問題もあり、一層飼育が困難になっています。
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