No.7のJagar39です。
>夜間に野外行動は考えてませんし
夜間行動は、想定してしなくても結果として夜間になる場合があります。まあその前に無くしてしまっていればどうしようもありませんが・・・
ヘッドランプはすっかりペツルとブラックダイアモンドにシェアが二分された感がありますね。私が学生の頃はほとんどナショナルでしたし、最近までパナソニックも多かったのですが。
パナソニックはリチウム電池(いわゆるボタン電池です)を使用するモデルが多く、バッテリーの持ちは抜群だったのですが(普通のテント泊なら1シーズンは楽勝に持つくらい)、万が一バッテリーが切れた場合に山小屋などではまず補充ができないという些細な欠点がありました(持ちが良いだけに忘れた頃に電池が切れる)。
家族や仕事用も含めてこの数年に10個くらいヘッドランプを使っていますが、この数年の、ハイパワーLEDが出てきてからのヘッドランプの進化はめざましいものがあります。私が持っているもので最も強力なのはブラックダイアモンドのベクトラという旧モデルなのですが、100mの照射距離を持つ強力なヘッドランプではありますがLEDではないのでフルパワーで使うと2時間くらいしかバッテリーが持ちません。なので夜間行動には一晩に何回も電池を換える必要があります。それも単三4本なので換え電池の重量もバカになりません。
ハイパワーLEDが出てきてから、照度と軽量コンパクト性、それにバッテリーの持続時間が非常に高次元でバランスされるようになったと思います。それで価格も5,000~7,000円なので、2,000円クラスのモデルはあまり買う気はしないですね。
とはいえ、持ってますけどね。ティカ2を2つ持ってます。万一夜間行動になってもパーティーに1つハイパワーモデルがあれば後続は足元さえ照らせれば良いので、主に家族用です。フィールドの仕事用にも1つティカ2を持ってます。
ティカ2も使いやすくて良いモデルだとは思いますが、ただまともな夜間行動に使えるモデルではありませんね。
照射距離はティキナ2が23m、ティカ2が29mです。実使用上もそんなもんです。
ティカ2を夜間行動にも使ったことがありますが(仕事でしたが)、遊歩道のように整備された道なら足元さえ照らせれば問題ないのですが、少し道が下生えに隠されるような道になると、ティカ2では絶望的でした。河原も絶望的でした。
夜間行動は意図せずそうなってしまう場合があります。意図している場合(つまりナイトハイク)はよほどの好事家でもない限り、20m程度の照射距離しかないヘッドランプでも通用するようなルートを選ぶものですが、意図しない夜間行動は条件が悪い道を行動する羽目になることも多々ありますから、照射距離50mのヘッドランプではなんとか下山できても20mのヘッドランプでは身動きが取れずビバークする羽目になる、という事態は十分あり得ます。まあ50mでも身動き取れず100mクラスが必要になる場合だってあり得ますし、100mでも身動き取れないケースだってあるわけですが。
でも、20mクラスでなんとか歩けるのは遊歩道のように整備された道までで、大多数の「登山道」は50mクラスでないと身動きが取れません(月明かりがあったりすれば別ですが)。
そのクラスのモデルが極端に高いとか電池の持ちが悪い、重いなどの明らかなネガがあれば話は違ってくるのですが、現状ではストームあるいはティカXP2あたりをお奨めしたいですね。
お礼
大は小を兼ねるとは言いますが、初心者がオーバースペックを持っても使いこなせるわけじゃなしと、そう思っておりましたが、昔と比べると、重さも使い勝手も格段に進歩してるとか。 特に負担になるものでなければ、上位機種のほうがやはり安心ですかね。 紛失に関しては、外では滅多に失くさないのですが、どういうわけか、家の中で行方不明になってしまうのです。 ヘッドライトは防災用品にもよさそうですから、そういう時に出して、どこかに行ってしまうかも??? ありがとうございました。