筋小胞体のリアノジン受容体は、L型VDCCに直接接続しているからです。そんなに明快なものはないと思いますよ。電位依存性にL型VDCCの立体構造が変化したら、それに結合しているリアノジン受容体もその構造変化の変化の影響範囲にあるでしょ。変換も何もありませんよ。たとえば磁石Aの形を変えたらその近くの磁石Bも歪められるでしょ。雑魚寝している親子の寝姿の連動と同じで、近いとはそういう事でしょ。むしろ離れているのに連動したら(テレパシーを否定する科学としては)面倒な事になって適当なシグナル物質を見つけてこない事には納得させれませんよね。
タンパク変性しかり、タンパク質の高次構造は、静電的な環境にしたがって立体構造が決まるのでしょ。近くに分子があったらそいつの存在や状態に思いっきり立体構造を決定されるじゃないですか。
深く知りたいというのが間違いの始まりで、本質的な観点で浅く延びるように把握するべきです。深く知りたがる前に機械論になっていないのです。このパターンだと一対一の知識が無限地獄のように必要になってきます。科学とは一般的にどう考えるかを修養するものですよね。
カルシウムイオンに誘発されて開くというのは、カルシウムイオンであれば開くマシーンではないのですよ。機械論というのはそういうことではありませんよ。カルシウムイオンの持っているサイズや電子など状態が、同様にサイズや電子を持っているタンパク質分子の立体構造と作用し合うんですよ。
カルシウムイオンだけが立体構造に影響するなら、カルシウムイオン誘発性のチャンネル(タンパク)がカルシウムイオンではない酸(水素イオン)に反応して変性したらおかしいって事になりませんか。何だろうが、変えられる事をされたら変わるんですよ。その高分子のおかれた環境が変わればその高分子の立体構造が変わるというだけです。
生物学の学習は常に固定観念との戦いですよね。学習する度に新しい知識によって固定化されないように全知識のストレッチ体操しないと石頭の馬鹿科学者になります。
カルシウムイオンは細胞質中に少ない状態にされているのでしょ。その環境での立体構造が標準になっているだけなのですよ。だから単なる!カルシウムイオンの増加でも、分子の形が増加した時の形に変わるのですよ。電位で変化する物質と結合していればカルシウムイオンの濃度変化なんか要らないのです。それだけのことですよ。●●ポンプというのは●●イオンの濃度変化でもタンパク質が変化を生じられるようにお膳立てをしているわけでしょ。
カルシウムイオンの持っている性質との関係なのです。タンパク質がカルシウムという文字列を処理して変形プログラムを作動させるんですか?そんな擬人的なものではないでしょ。カルシウムという文字列も立体構造を変えるプログラムもイオンをやりとりするシステムも法則も自然界にはないんですよ。それが機械論なのです。自然に出来上がった、たまたま獅子脅しです。
お礼
何度もご回答いただきありがとうございます。 教えていただいた内容で、理解できました。 「電位依存性にL型VDCCの立体構造が変化したら、それに結合しているリアノジン受容体もその構造変化の変化の影響範囲にある」という説明が非常に単的でわかりやすかったです。 チャネルやポンプについても理解が深まりました。 「深く知りたいというのが間違いの始まりで、本質的な観点で浅く延びるように把握するべきです。深く知りたがる前に機械論になっていないのです。このパターンだと一対一の知識が無限地獄のように必要になってきます。科学とは一般的にどう考えるかを修養するものですよね。」 おっしゃる通りだと思いました。本質的な観点で理解を深めるように、学んでいくことが自身の学習スタイルとしての課題なのだと思います。すぐには修正できないかもしれませんが、疑問にぶつかったとき、そうした観点で考えていけるように、意識して取り組んでいきたいと思います。また、こうした、ご指摘をいただけると非常にありがたいです。 是非とも、また、ご回答、ご教授いただけるとうれしいです。どうぞ、よろしくお願い致します。