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分子標的薬について教えてください。
生物学、医学にお詳しいかた、教えてください。 癌の分子標的薬についてなんですが、p53もしくは他の癌抑制遺伝子を標的とした分子標的薬が存在もしくは、研究開発されていると聞いたのですが、本当でしょうか? 癌はp53を始め、癌抑制遺伝子に機能喪失型の変異が生じているかと思いますが、この分子標的薬は、どのような作用機序なのでしょうか? p53を癌細胞に導入して、アポトーシスを誘発させるようなものなんでしょうか? お詳しい方、是非、教えてください。 よろしくお願い致します。
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p53は、プロテイン53キロダルトン(分子量53,000のタンパク質)の略です。タンパク質です。 「薬の最前線 遺伝子治療薬と核酸医薬」(国立医薬品食品衛生研究所。平成22年度一般公開) http://www.nihs.go.jp/cgtp/cgtp/sec1/Homepage%20PDFs/index1-j3%20PDF/0-19.pdf 「癌治療の表的―p53タンパク質―」(長崎大学薬学部鈴木啓司さん。平成12年) http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/openseminar/data/pharma/000713.pdf >『 一方、遺伝子治療とは別の観点でp53 機能を癌治療に応用しようとする試みも始まっている。』 http://rinshoken.igakuken.or.jp/data/k07.html 遺伝子治療の方は、ウイルスベクターを用いて細胞に遺伝子導入する方法。 分子標的薬の方は、従来の抗癌剤と同じ流れです。創薬のコンセプトが従来より理想的なだけです。 社会>医療カテで、実際のところどうなのかを質問してみたらいかがですか。現場の本音として能書きどおりに信頼が置かれている薬なのか、業を煮やした末の流行り物か。
お礼
ご回答、誠にありがとうございます。 私が、知りたいことをまるごと教えてくださってありがとうございます。 癌治療の分類や、その試みが非常にわかりやすくまとめてあり、勉強させていただきました。 ご紹介いただいた本も是非見ようと思います。 ご提案していただいたように、社会>医療カテゴリーで、現状を質問させていただきたいと思います。 また、是非とも教えてください。本当に、ありがとうございました。