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なぜ欧米の家は物が少なくシンプルなのか?
テレビや雑誌などで海外のインテリア特集みたりしても日本に比べて物が少なくシンプルな家庭が多くないですか? アメリカで数回ホームステイした時もシンプルで快適な家ばかりで驚きました。 日本は海外に比べて狭い部屋に沢山小物がある家庭が多い様に思えます。 物や部屋に対する考え方が日本人と欧米人とでは違いがあるのでしょうか?
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家佐藤 直子(@n-space) 建築士
日本は、どうしても一人あたりの住める面積が狭い(地価が高い)ので、家そのものにかけられるお金は限られます。でも、それ以外の欲しいものは何でも手に入るわけです。 一人あたりの物の数は家電製品も含め、他国を圧倒していると思います。 小金持ちでたくさん物を持っています。 先のご回答にもあるようにもったいない精神もあります。 経済が滞らないよう、たくさんの付加価値をつけ、目新しい物や多機能な商品はどんどんでてきて消費を促し、そうやって国内需要を増やしながら成長してきたわけです。 食費や住宅以外にたくさん消費(物を買って増やすこと)していませんか。 仕事でリフォームなどにも関わっておりますので、きまって物が入らない、収納などの悩みをききます。 余計なものが多すぎると思いますし、そういったものがすぐに手に入る豊か(?)な国だとも思います。 住まいも、施工者にまかせっきりで、メンテを自分でする方も他国に比べれば少ないと思います。 住に関する教育(インテリアや住居学など)も、家庭科だけ。 家の大雑把な構造も全く知らない方も多いです。 中古住宅は資産価値が見る間に下がるため、 自分で資産価値を上げようなどという努力も無駄になるわけで、 根本的にはその辺の文化(使い捨て?)が違うと思います。
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
一級建築設計事務所を開設しています。住まいに関しては、安全で安心、居心地の良さのほか、動線・収納計画や美しいインテリア、コスパの良さなど、様々なご提案をいたしております。店舗や賃貸物件などでは事業計画...
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お礼
新しいモノの見方が出来る様になりました!感謝します(^o^)/ なるほど、家や物も長く使うのではなく、使い捨て大量消費の文化に浸かっているからなんですね”(ノ><)ノ