- ベストアンサー
日本の伝統的な歌唱法について
日本の伝統的な歌唱法に興味があります 日本の伝統音楽はかなり種類があって、それぞれごとに唄い方が違うとのことですが、 分かる範囲でよいので、唄い方(のどをしぼるように、とか、どういう声がよしとされる、とか)の特徴を教えていただけませんでしょうか 浄瑠璃音楽(新内節、義太夫)、能楽、端唄など、唄ならなんでもOKです よろしくおねがいします
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
専門家ではありませんが、知っていることを記します。 後白河法皇は平清盛、源義朝らが争った、保元の乱、平治の乱のある意味で中心人物ですが、文化人でもありました。 後白河法皇は今様の名手と云われます。法皇は今様歌謡を集成され、歌集『梁塵秘抄』を編纂されました。治承年間(1180年前後)の作です。『梁塵秘抄』はもと本編10巻、口伝集10巻だったと見られていますが、現存するのはわずかな部分のみです。 本編は歌集であり、口伝集は各ジャンルの歌に関して書きつづったものです。口伝集の巻第十一から巻第十四には、実際の歌い方が書かれています。その発声法理論はイタリアのベルカント唱法と多くの共通点を持ちます。(腹式呼吸などの使い方など)12世紀にこのような理論が確立されていたことに日本人として誇りを持っております。 イタリアの伝統的な発声法、歌唱法はベルカント唱法と呼ばれます。ベルカント(イタリア語 Bel Canto、「美しい歌」「美しい歌唱」の意)は、イタリア・オペラにおけるある種の理想的な歌唱法を指します。 梁塵秘抄は岩波文庫に収められています。
お礼
ありがとうございます。 日本の歌唱法はベルカント唱法とは間反対のイメージがあったので、とても衝撃的でした。 大昔の記述なので、実際どうなのかは、今となっては、想像するよりありませんが・・・。