いわゆるトンデモですよね。
ああいうのは、ある人が「そうだよ、インチキだよ!」と言うのを聞くだけでは意味がないと思います。
別の人が「ううん、やっぱり、ホンモノだよ!」と言うのを聞くと、また気持ちが変わってしまうと思います。
・ある本の中に、今の世の中で起こっていること、確かなこととの間に矛盾することが書いているかどうか、自分の頭で考える
・ある本の中に、前の方に書いてあることと、後の方に書いてあることと、矛盾することが書いているかどうか、自分の頭で考える
・同じネタ(ノストラダムスならノストラダムス)について、複数のトンデモさんが別のことを書いているかどうか、自分の頭で考える
のが大事だと思います。
そういう意味で、次の本をおすすめします。
山本弘「トンデモ ノストラダムス本の世界」
この本を読むと、1995年に地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教が、ムーやノストラダムスの大予言の大きな影響を受けていることがバッチリ分かります。
ムーを出した学研や、ノストラダムスの大予言を書いた五島勉さんは、この落とし前をつけていないのが腹が立ちますね。
もっと古典ですが、ガッツリした立派な本としては次の本があります。
マーティン・ガードナー「奇妙な論理」
カール・セーガン「人はなぜエセ科学に騙されるのか」
でも、こういうのってノストラダムスやUFO、超能力だけじゃなくて、もっと偉い人が言っていることにも沢山ウソがあります。
最近の原発の問題でも、推進派、反対派両方に、トンデモさんがいると思います。
最近では「実はアポロは月に行っていない」というのもありましたね。