- ベストアンサー
輸出関税について
貿易関税についてですが、 輸入関税は輸入業者が輸入国の政府に払うと思うのですが、輸出関税は誰が誰に払うのでしょうか? よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
輸出関税は輸出業者が輸出国政府に払います。例えばトヨタは自動車をアメリカに輸出する。日本政府が輸出関税をかけるとするなら、トヨタが日本政府に輸出関税を納めることになります。トヨタは支払った輸出関税分の金額をアメリカでの売却単価に載せますから、結局はアメリカの消費者が日本政府に納めていることになります。トヨタは関税を代行して納めていることになるのです。 輸出関税をかける目的は、トヨタの輸出に価格面でのハンディを負わせることで、日本市場での販売を推進させようとするものです。企業が国内市場を軽視して、海外市場への輸出を優先させれば、国内市場は品薄になる場合があります。そうした異常事態を是正する目的で政府は輸出関税をかける場合があるというものなのです。 輸入関税は、輸入品が洪水のように国内市場を荒らして、国内企業が壊滅する事態を防ぐことが目的なのに対して、輸出関税は、国内資源が国内で消費されずに、全部海外に持ち出されて、国内市場が空洞化してしまう事態を防ぐことが目的です。 言葉の表面上の字だけにとらわれず、経済的な本質を理解する努力をしてください。
お礼
とてもわかりやすいです! ありがとうございました!