- ベストアンサー
黒色火薬って水につけても発火しますか?
黒色火薬の作り方をwikipediaで調べてみると、薬品を調合するときに水分を4.5~6.5%混ぜてやると書いてありました。 打ち上げ花火の製造の際にも星を作る時に水分をまぜるそうですし、龍勢花火を製造する時も水あるいは地域によってお酒等を火薬と混ぜて筒に詰めるそうです。 硝酸カリウムが水に溶けてしまって駄目になってしまうんではないのでしょうか? 黒色火薬に水が含まれていても発火するものですか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
少量の水分を与えるのは、火薬の均質化、充填率の向上の理由からです。 火薬はその成分に酸化剤(硝酸カリ)を持っているので、これで酸素を作り、他の可燃性物質が燃えて火薬として成立します。 お酒を使うのは単に縁起担ぎ、または風習だと考えられます。 ご存知の通り、イオウと炭素粉は水には溶けませんか。 多量の水分により硝酸カリが液体化してしまうと、火薬としても働きが無くなります。 なお、火縄銃は水中では発砲できませんが、現在の銃は水中でも発砲可能です。 その違いを考えてみてください・・・
その他の回答 (2)
- indoken2
- ベストアンサー率47% (178/372)
5%程度の水分は、火薬材料を湿らせる程度の量です。 硝酸カリウム水溶液が液体として存在しているわけではないので、 調合した材料を乾燥させても、水分以外には何も変化しません。 一方、多量の水の中に火薬を浸けた場合について であれば、 水に溶けやすい成分が溶けだすのは当然のことです。
お礼
湿らせる程度では硝酸カリウムは水にとけないんですね! ありがとうございます!
- ORUKA1951
- ベストアンサー率45% (5062/11036)
硝酸カリウムはとても水に溶けやすいですから、水に濡れて、その水とともに水に溶けた硝酸カリウムが火薬の中からなくなると、当然爆発しません。しかし、火薬内に存在する限りは、水に燃焼によって発生した熱エネルギーが燃焼を継続するために必要な量以上奪われなければ、・・・ ということです。水に濡れたマッチが点火しないのは、硝酸カリウムが失われるからです。
お礼
よくわかりました! ありがとうございます!
補足
水に濡らしたマッチが乾燥しても使用できない理由はわかったのですが、では打ち上げ花火の星は黒色火薬を水で濡らしているのに乾燥させると発火します。4.5~6.5%程度の水では硝酸カリウムが全て失われることはないということですか? 後、溶けた硝酸カリウムはどこへ行ってしまうのですか? もし黒色火薬を水の入った容器の中に入れて乾燥させた場合硝酸カリウムだけ底にたまったりしますか?
お礼
なるほど! よくわかりましたありがとうございます!