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原発の稼働・停止時の安全性と対災害リスクは?
- 原発の稼働時と停止時の安全性と対災害リスクについて調査しました。
- 停止時のリスクは稼働時と比べてどのくらいなのでしょうか?1年後、5年後、10年後のリスクも気になります。
- 賛否を問うのではなく、安全対策とエネルギー転換の視点から原発の稼働・停止時のリスクについて考えたいと思います。
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お礼ありがとうございます。 > 私が危惧しているのは、停止した事で安全対策が遅れる事です。 > 停止=安全となってしまい、対策しなくなる事が、非常に危険で、 仰る通りです。 私も「停止」=「安全」と考えている風潮を危惧します。 > 現に浜岡原発の安全対策は今どうなっているか、話題にもなりません。 浜岡に関しては、さすがに耐震想定が最も上です。 震源地に近い女川原発は耐久しましたが、それと同等かそれ以上です。 仮に福島原発が、女川・浜岡クラスに更新されていれば、この事故は無かったのでは?と考えます。 全く無意味な仮定ですけどね。 それと余談ですが、福島原発と同世代ながら、関電の美浜原発などは、かなり安全だそうですよ。 簡単に言いますと、板厚100mmで良いところを、150mmで作っている様な部分が多いとか。 浜岡や美浜は、それぞれ別の問題ではありますが、いずれも問題児です。 しかし、例のストレステストでは、いずれもトップクラスと言われてますよ。 苦笑いの笑い話ですね。 福島原発は、納入・技術供与したGEが、安全保証は断ったと言う原子炉であり、それを当初予定の30年が経過したにも関わらず、「まだ絶対に安全」と言い続けた結果の事故だと考えています。 あるいは、女川や浜岡は、その後の耐震強度見直し等が反映されているのですが、それ以前に作られた原発は基準を満たしていなくても、「特例」的に稼働が認められていた結果とも言えます。 「政治に間違いがあってはいけない」が、「政治に間違いは無い」と言う、とんでもない大間違い・勘違いに発展し、「あってはならない間違い」が発生してしまいました。 今も「停止か再稼働か?」と言う、間違った方向性に進んでますね・・。 私が考える急務は、「廃炉技術の確立」です。 それが無きままに、「再稼働か?停止か?」など以前に、エネルギー政策や原発の是非は「語れない」ハズと考えています。 逆に、廃炉技術が無けりゃ、原発は有り続けますので、「脱原発」と言うのは、「原子力発電所はあるが、その発電所を稼働しない」だけですね。 再稼働ごときを反対している意味は、正直、全く判り兼ねます。 賛成派も反対派も、「順序」が判ってないにでは?と思わざるを得ません。 一方で、両方が一致し得るのも「まず廃炉技術の確立」だけでは?と思うのですが・・・。 廃炉技術の確立は、「オレは賛成!」「私は反対!」と言うレベルの話しじゃないですから。 また、廃炉技術が確立が出来れば、脱原発も実現しますし、ようやく原発を推進出来る環境が整うと言うことでもあります。 (1)国家的最優先事項として、廃炉技術を遅くとも20年以内(目標10年)で確立。 (2)それまでに、脱原発か原発依存かを決める。 (再生可能エネルギーを増やす等は、並行で推進しても構わない。) (3)それまでは動かしても動かさなくても、ほぼ一緒だから動かす。 (動かし方は全面か最低限かなどは議論が必要。) 正しくは、そう言う流れじゃないでしょうか? こう言う手順の議論をすれば、こんなにこじれないのでは?と思います。
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- key00001
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私も質問者さんのお考えに全面的に賛成で、リスク定価に関する見解も同じです。 再稼働に関しては、安全上それほど重大な意味はなく、圧倒的な因子は「原発が有るか無いか?」です。 「有る」んだから、電力が不足するなら動かせば良いと考えています。 言い換えれば、「原発をどうするのか?」を決めずに、「再稼働するかどうか?」など、枝葉末節の話しですし、ゴールを決めずに「行くかどうか?」を考えている様なもので、そもそも議論出来る状況には無いと思います。 それを「電気が足りるかどうか?」にすり替え、議論しているだけですね。 ご質問の件には、残念ながら私には、定量的に停止時のリスクを数値化する能力は有りません。 ただ他のご質問に際し、「稼働」と「停止」の違いは、爆弾の導火線に「火が付いている」のと「付いていない」などではなく、いずれも「爆弾がある状態」と説明しましたが、私は基本そう言う考え方です。 「災害」「事故」などと言う不確定の因子がある中、「稼働」と「停止」のリスク差は、ほぼ無視出来るレベルの僅差ではないでしょうか? 定性的に申せば、停止状態の場合、原子炉内の燃料棒が全て除去されていれば、燃料棒はいくらかは冷却されている状態なので、稼働中に比べて深刻な事態に至るまでの時間は稼げるとは思います。 ただ、基本的なメリットは「それだけ」でしょうね。 またご指摘の通り、冷却期間が長ければ長いほど有利です。 しかし、「ではその期間はどの程度なら大丈夫か?」となれば、これは全く予想が出来ません。 たとえば設備が健全な状態で2~3年くらい冷却すれば、それ以上冷却した状態と、メチャクチャ大きな違いは無いとは言えると思いますよ。 とは言え原発の構造や、他号機の運転状況、燃料の種類などにもよりますし、何より「災害」を想定した話しですから、プールや冷却装置などのダメージの方が、はるかに影響は大でしょう。 モチロン質問者さんが想定している1年以上でも、「大丈夫!」と言えるかも知れませんし、冷却機能が健全なら、取敢えず冷温停止状態でも「安全」と言えます。 逆にプールの水が無くなるレベルの損壊を引き起こし、電源喪失状態の復旧に目処が立たない様な事態を迎えたら、たとえ100年冷やしていたとしても「大丈夫」と言える状態では無いですよね。 以下は、あくまで「あてずっぽう」のイメージ的な数値ですが・・・。 原発事故が発生した場合、災害や事故の程度・規模の因子が100としますと、「停止」or「稼働」の因子は1くらいではないでしょうか? その中で「停止」と「稼働」の差などは、無視出来るのでは?と思います。 あるいは、原発近傍でM7の地震が発生し、福島クラスの災害を引き起こす確率は、 稼働状態で1ppm 停止状態で2ppm みたいな感じかと。 これを見て「倍もある!」と言うのは、余り科学的ではないと思いますよ。 少なくとも福島4号機の実例からも、「停止していたから事故が防げた」では有りませんしね。 やはり災害・事故の規模と、何よりは「原発が有る/無い」の因子が、圧倒的・支配的かと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >再稼働に関しては、安全上それほど重大な意味はなく、 >圧倒的な因子は「原発が有るか無いか?」です。 >「有る」んだから、電力が不足するなら動かせば良いと考えています。 >「原発をどうするのか?」を決めずに、「再稼働するかどうか?」など ここはすごく共感がもてます。 私が危惧しているのは、停止した事で安全対策が遅れる事です。 停止=安全となってしまい、対策しなくなる事が、非常に危険で、 現に浜岡原発の安全対策は今どうなっているか、話題にもなりません。 それなら、停止・稼働の危険度が同じなら、稼働状態にして 常に安全チェックをした方がよっぽど良いと思います。
- e_Chikama
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原電は、運転時と停止時の安全性(危険性)は同じと思っています。 理由は、no-1さんが指摘した通りです。 要するに、発電所自体に燃料が有るか無いかが問題です。 マスコミも含めて、ある知事や市長が原電の停止に拘っていますが、真の安全は運転や停止では無く、燃料の保管の方法を検討する方が重要です。 国も含めて、今後の燃料の保管や処理をどうするのか、ロードマップを描く事がが重要と思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 稼働・停止状態であまり危険度は変わらないのですね。 そうなんです、e_Chikama様が仰る通り、真の安全対策と計画が重要だと思います。
- at9_am
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多分、この辺りは論者によってもかなり異なると思いますが、個人的な知見からいえば 稼働時:100 停止時:80 位だと思っています。これは停止が何年経とうが変わりません。 ただし、原発の建設からの年数で同じくらい劣化していくと思います。 この差は、単純に全電源喪失から暴走までの時間が長いからです。 ただし、適切な保守が行われていることが前提です。 あとは、燃料がどこにあるのか、という点にかかってくると思います。10年単位で動かさないことが分かっているならば、燃料を装填するのではなく別の場所(例えば燃料プールなど)に移すことが考えられます。 現状では燃料プールには基本的に使用済みのものしか置きませんが、燃料プールが格納容器より安全かどうかについては、個人的には燃料プールの方が安全ではないと思いますので、それを勘案するなら停止が長引くと稼働時と同じ100かそれ以上になるかもしれません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 稼働・停止状態であまり危険度は変わらないのですね。 私もat9_am様と同じで、燃料プールは非常に危険と思ってます。 それに対して、停止・稼働を論じているより、早く何が危険で 何をしなければいけないかをするべきだと思います。
お礼
再度のご回答ありがとうございます。 この件については色々議論したいとこですが このQ&Aでは禁止されているので、ここで止めときます。 ただ、仰る通り現存の原発をどうするか、これがキーですね。