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ドーハの2020年オリンピック開催落選の理由
- 2020年オリンピックの開催立候補都市の第1次選考で、ドーハが落選しました。
- 中東・アラブ圏初の開催となるドーハは、安定した政情と経済力、過去の実績を持っていました。
- 報道によれば、ドーハの10月開催提案が嫌われたと言われています。
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すでに落選事由は公式発表されているので、調べられたし ・・・・・・・・・・・・・・ なお、個人的には、ドーハの開催には、ある点でNGだと思っていた 『パラリンピックできないよね・・あそこじゃ』 別にオリンピック開催地選定では、パラリンピックは無関係と思う人もいるだろうが 組織運営委員会が同一であることを要請されているし、 オリンピック開催後に同じ場所でパラリンピックを開催することが義務付けられている関係からしても、ドーハには問題が大きかった なんでこの部類の話をしないのか?というのも実は裏事情があるのだが、簡単にいえば 商業主義的国際オリンピック委員会(IOC) と 国際パラリンピック委員会(IPC) は関係は悪くないのだが、 考え方の根底が違っていて、IOCは国際パラリンピック委員会(IPC)を馬鹿にしている背景もある。 (小生みたいに”IOCが五輪憲章を蔑ろにしている”というマイノリティ対策で、IPCとの紐帯性を強くしていることも指摘できるがw) 五輪憲章や誘致の都合で、パラリンピックの視座を無視できなくなってきた背景が強いわけである。 まぁ、IPCの方が、より五輪憲章・「五輪の精神」を体現している現状などへのヤッカミがIOCにあるとかないとかw 公式的にパラリンには適しないから、などという理由はIOCとしては説明出来ないのは、メンツのような関係もあるだろう・・・ この話の背景には、北京の五輪開催における「パラリン競技環境の適否」の論争があったのだが、マニアックな話なので、知られていないらしい 日本では、人権蹂躙国家中国開催という批判をしながら、パラリン開催の適否というレベルまで思慮していないのだから、『何が人権だ!』という日本社会への皮肉は、適切かもしれない ちなみに、ドーハでパラリンがNGなのは、ムスリム社会では障がい者スポーツが皆無に近いことに由来している。 宗教的な理由も指摘できるのだが、そもそもスポーツの精神として、 ムスリム社会は、 『障がい者がスポーツ?けしからん!』 という話なのである。下手すれば、『女性がスポーツ?けしからん』ということもあるが、その適否・善悪など論じないので、あしからず。 そんな場所で、パラリンピックの開催が適しているのか?と言えば疑問がつくのは当然だろう >オリンピックの理念からしても、広く全世界の国々で平等に開催できる可能性を追求する方がふさわしいと思うのですが、 まぁ、その五輪の理念というのは、政治的なもので随時更新され、解釈変容しているのが実態なので・・・・ それに迎合するように、観戦者に迎合するようになった背景なども問題とは言えるわけで・・・ 仕方ないんですよ。五輪の精神なんて、一般人には、無意味で、「お祭り騒ぎしたい」だけなので。 同時に競技者としても、大々的に評価されれば、生計が立てやすい上に、名誉もね・・・ 小生個人は面倒臭いので、”競技団体毎で開催地決めればいいじゃん”と思うし、五輪憲章を鑑みれば、そのような手法が五輪の精神に反するとは言い切れないわけで、 『なんだかなぁ』と思うことが頻(しき)りだったりするけどねぇ まぁ、小生からすれば、スポーツ振興のためには、競技認知度が低い地域での開催というのが五輪の精神に適するものだと思うが、”盛り上がらないから、利益がでないから”という理由でNGなんだろうとは邪推してしまうw まぁ、所詮は五輪そのものは、IOCの私事なので、公権力や諸国民がどうこう言う話でもない、とも言えるわけで・・・・(遠い目) こういう指摘は問題なのだろうが、 『もう五輪の精神なんかIOCにはない』 と諦観したほうがいいと思う どうやっても、自国の国旗を選手個人が誇示するような行為は、五輪憲章違反なのにも関わらず、そういう行為を近年は座視しているなどは、”五輪憲章など糞喰らえ”なわけだしねぇ 小生個人は、パラリンピックだけは見る。 パラリンは、「どうしてそういう競技クラスの区分があるのかな?」という興味深いものが多いし、 なにより、商業主義的な匂いが極めて少ない。 選手も国を背負っているというよりも、競技団体・支援者を背負っているという程度の認識で、変な悲壮感もないし、プロ化していない選手も多いので、五輪らしい部分が多い まぁ、パラリンピックは、経済的豊かな社会の選手しか出場できない、という深刻なアンフェアさ・機会不平等さ・競技環境の圧倒的な格差・競技装具という不公平さもあるが、その不公平さを縮小する試みも慈善的に行われているなどの好意的になりえる要素があるのだが まぁ、一般の人には興味が沸かないだろう、とは思う 脱線が多いが、とりあえず、「ドーハじゃ、ダメですよ」という求められていない要素を指摘してみた 終わり
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- P0O9I
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なんだかんだ言っても、スポンサーの意向でしょう。 オリンピック開催に一番金を出しているのは、アメリカの放送局です。 2番目に出している日本の放送局の数倍です。 アメリカで10月といえば、ワールドシリーズに繋がる一連の野球イベントの最終章です。 それと重なる時期の開催は、まず不可能でしょう。 同様に、スーパーボールと重なる1月も無理でしょうね。 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/marketing/article/111
お礼
回答ありがとうございます。 身も蓋もない理由ですが、これが実は一番の原因かもしれませんね。 サラマンチ氏が会長になった頃から、商業主義がはびこってますよね。 ブランデージ時代が懐かしいです。
- goto3121
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ドーハが落選した原因は暑さだけが原因ではないのです。 他に考えられるのは、国際試合がそんなに多くないことも要因なのかなと思ったりします。 インフラ整備があまり整っていないこともあるかもしれません。 もし、平等に開催できるんだったら、スイスやオーストリアのような中立国でやったほうがベストだと思います。 違っていたらごめんなさい。
お礼
回答、ありがとうございます。 アジア大会の実績があるのでインフラはある程度整ってると思ったんですが、そうでもないんですか。 確かに中立国でやった方が、政治に左右されずに開催できますね。
- x-1919
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> 東京五輪(1964)も10月開催でしたが(だから体育の日は10月)、大成功でしたね。 そういう太古の成功ではなく、ロス五輪以降のビジネス路線のこと。 > 劣悪な気候。>それをカバーするため10月にしたのでしょう 10月になると涼しくなるという話を聞いたことはない。 > 通関・入国管理が未熟。>これはあるかもしれませんが、まだ先ですし、カタールの経済力を持ってすれば改善は容易でしょう。 それを今決めるわけです。 あと 8年でその国の制度が変わるものですかね。 テロリストとか入国しやすかったらヤバいっしょ。 当然ながらこの点について当事国からは何らかの計画が出されているはずです。 その計画に対して判断されたのでしょう。 > インフラが整っていない。>同上。経済発展に伴って成長を続けている。 これも同上。 > 狭い国土なのに 2年後の 2022年に同じ国で FIFA ワールドカップが開催される。>だからこそ、そのインフラが利用できる これはつまらん。 > 大会予算が多すぎる。>オイルマネーで調達可能 逆で、大会規模をでかくしすぎだって話。 もっと規模を小さくしろよ、と。
お礼
再び回答頂き、ありがとうございました。 やはり、現状では無理なファクターが多いのですね。 残念ですが仕方がないようです。
- kuroneko3
- ベストアンサー率42% (250/589)
アジア大会とオリンピックでは規模が違いますし,ヨーロッパ諸国からはあまり信頼されていないのでしょう。アラブ圏では,カイロも一次選考で落選したことがありますし,イスラム諸国の中では近代化が進んでいるトルコのイスタンブルでさえも,最終選考ではなかなか票が集まらないのが実態です。 また,過去にはモスクワでのオリンピック開催を強行して西側諸国のほとんどがボイコットし,次のロサンゼルスでは報復として東側諸国がボイコットし,一時はオリンピックそのものが崩壊の危機に瀕したこともあるので,キリスト教との宗教的対立が絡むアラブ諸国での開催には慎重にならざるを得ないという事情もあると思われます。 中東でもオリンピックが開催されるようになるには,まだかなりの年月が必要なのではないでしょうか。
お礼
回答、ありがとうございます。 なるほど、宗教・文化の違いによる対立ですか。 これは思いつきませんでした。 だからこそ、それを克服して様々な国々で開催できるという実績を作った方が、長続きすると思いいますがどうでしょう。 なんだか、オリンピックの理念と目一杯矛盾しているような気がしますが… あまり露骨にイスラム圏を排除すると、今度はイスラム諸国からボイコットなんて事になりませんか?
- 風車の 弥七(@t87300)
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アラビア半島の暑さを経験した事ありますか? 40℃以上の暑さでめまいがします。 汗をかきますがすぐに蒸発してしまいます。 ドーハでオリンピックをするのなら涼しくなる夜間しか出来ませんよ。 サッカーの「ドーハの喜劇」も夜間開催でしたよね。 日中競技をやれば熱中症で多数の選手が倒れてしまうでしょう。 おそらく死者がでますよ。 たしかに熱帯圏や砂漠の国でオリンピックを実施しないのは一種の差別になりますが、たかだかスポーツくらいで命を落とすこともないですよ。
お礼
回答、ありがとうございます。 確かにアラビアの夏の暑さは、殺人的のようですね。 ドーハの「6月から8月の平均最高気温は40°Cを越える。」(Wiki)ですから。 でも、それをクリアするために10月開催を考えたのでしょうし、死者が出るような劣悪な環境で行うようなことはないと思いますけど、どうなんでしょうか?
補足
2006年のドーハ・アジア大会は、12月に開催することで酷暑問題を解決したようですね。 いっそ、もっと時期をずらした方が選考に残ったのじゃないでしょうか? 調べてみましたら、やはりメルボルン五輪も11~12月に開催したようですし、ビジネス的にも問題はないですよね。
- x-1919
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理由は発表されてるでしょ。 その時期ではビジネスとして成り立たない。 劣悪な気候。 通関・入国管理が未熟。 インフラが整っていない。 狭い国土なのに 2年後の 2022年に同じ国で FIFA ワールドカップが開催される。 大会予算が多すぎる。
お礼
回答、ありがとうございます。 確かに、いろいろ理由はあるようですね。 でも、 その時期ではビジネスとして成り立たない。>東京五輪(1964)も10月開催でしたが(だから体育の日は10月)、大成功でしたね。 劣悪な気候。>それをカバーするため10月にしたのでしょう 通関・入国管理が未熟。>これはあるかもしれませんが、まだ先ですし、カタールの経済力を持ってすれば改善は容易でしょう。 インフラが整っていない。>同上。経済発展に伴って成長を続けている。 狭い国土なのに 2年後の 2022年に同じ国で FIFA ワールドカップが開催される。>だからこそ、そのインフラが利用できる 大会予算が多すぎる。>オイルマネーで調達可能 という感じで、ハードルを越えるのは充分可能じゃないでしょうか?
お礼
回答、ありがとうございます。 なるほど、パラリンピックというのは気がつきませんでした。 確かに五輪とセットで開催されてますね。 いろいろとご意見頂き、とても参考になりました。