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オペラは解らない

西洋の小説を読むと、オペラ観劇が相当重要な社交場になっているようなので、どんなものか、勉強したいと思って、私もTVで何回か、見てみましたが、さっぱり解りません。面白くないのです。 こんなものが解る日本人が居るのか?と不思議になります。 その一番の理由は、外国語の歌詞がわからないことにあると思います。 歌詞がわからなくともオペラのエッセンスは解る、と言う人はいるでしょうか? オペラが好きな人に、その楽しみ方を教えてもらいたいと思います。

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回答No.4

クラシック音楽全般、オペラも好きな者です。 まず最初に言いたいのは、オペラを好んで聴く人たちは、オペラが解るから聴くのではなくて、好きだから聴くのです。  経験的に、クラシック音楽を聴かない人たちは、クラシックは解らないという人が多いです。 でも他の音楽、ポップス、ロック、ヘヴィーメタル、ジャズといった音楽の話をするときは、好きか嫌いかというような感じで話しませんか? クラシック音楽を、難しくて高尚な音楽と考えているのかもしれませんね。 実際問題として、オペラ作品の原語が分かって、聴いている人は少ないと思います。日本人にかぎらず、現地の人でさえ、どういうセリフを歌っているのかを理解しているひとは、多くないと思います。 専門家は別ですが。 作品によっては、台本自体が200年前に書かれたものですから。200年前の日本語の文献を、日本人だからといって読めるものではありませんよね。 それに、あの歌唱法ですから、はっきりとした聞き取りができにくいのもあります。となると、ある程度は覚えていないといけないということになり、これは難しいと思います。 オペラ好きの人たちのほとんどは、豪華な舞台に美しい旋律とか、超絶技巧の歌唱、それを支えるオーケストラが奏でる音楽を聴くのを楽しみにしている人がほとんどだと思います。 劇ですから、ストーリーがあります。 それは、あらすじを読んで知っているだけでOKとしている人が多いでしょう。 もう少し、興味のある人は、有名アリアくらいは、セリフを覚えているでしょうね。 単純に、kobatetu01 様より低いハードルで、オペラを好きになり、聴く理由になっているのです。 もちろん、セリフが全部分って聴いたほうが、より感動も大きいでしょう。ただ、そこまで求める人というのは、少ないのが現実だと思います。 ショパンの音楽を好む人は多いです。しかし、その誰もがピアノを弾けるわけではないですよね。ピアノが弾けなければ、ショパンの音楽は分からいという訳でもないでしょう。  でも、ショパンの音楽の真髄を理解するためには、ピアノという楽器、音楽理論を分かってないと無理だと思います。ピアノという楽器を知れば知るほど、ショパンの素晴らしさに感動するというような話を聴いたこともあります。 例えば、質問者さんのお礼の欄に、「例えば私は「冬の旅」がすきなのですが、ドイツ語を勉強して聞いた時には解ったと思いました。」とあります。 でも、これって各単語の意味が日本語で分かっているというレベルですよね。 原語での韻を踏んでいるとか、言い回しの素晴らしさまで理解している訳ではないでしょう。芭蕉の俳句の英語訳を読んだことがありますが、これで本当に伝わるのかな?と思ったことがあります。 ある有名オペラ指揮者(イタリア人)が、日本の音楽雑誌のインタビューで言っていました。 日本公演では字幕が出るが、あれは止めてもらいたい。そんなものを読まないで、舞台と音楽を楽しんで欲しいと。オペラのあらすじなんて簡単なものなんだから、予習でちょっと読んでくれればと。 単純に好きだから聴いているのです。言葉がわかれば、もっと感動できるだろうということも、ほとんどのオペラ好きがわかっていることです。でも、そこまで求めなくても、十分楽しめているのが事実だと思います。 オペラは総合芸術なので、楽しめる要素が多いですから。  とりとめもない話で、申し訳ありません。

kobatetu01
質問者

お礼

>原語での韻を踏んでいるとか、言い回しの素晴らしさまで理解している訳ではないでしょう。 >字幕が出るが、あれは止めてもらいたい・・・・ 考えさせられました。 ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • dogchibi
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回答No.5

オペラっておもしろいですよ! 私はオーケストラが好きなので歌手よりオーケストラの音楽に耳を傾けがちですが、バス歌手の低音もステキですよね。 歌詞にこだわっていらっしゃるようですが、日本語で歌われたってわからないことも多いのに、イタリア語やドイツ語の歌詞が聞いて分るわけありません。字幕もありますし、ストーリーは予習できるし、登場人物だってそれほど多くないし。 ひとつの”ドラマ”として味わえばいいのではないですか。ドラマだから演出によって違って見えることもありますし、配役によってリアルだったり、ウソっぽかったり。 オペラ劇場のボックス席に入ると、(今はそこでお酒飲んだり食べたりしませんが)舞台上のオペラは単なるBGMで、観劇にかこつけて口説いたり口説かれたりなど社交の場として使われていた雰囲気がなんとなく分るような気がします。 音楽、演劇、バレエなど、いわゆる舞台芸術が好きだとすんなり楽しめると思いますが。 一度生のステージをごらんになると、”わからないながらも楽しい”という心境になると思いますよ。 蛇足ですがウィーン国立歌劇場のパルジファルはえらい演出でしたよ、クンドリに扮した女性歌手はおっぱい丸出しで歌ってましたから、いやあオペラ界もすごいことになってるモンです。ますます目が離せません。

kobatetu01
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 >おっぱい丸出しで歌ってましたから 貴重な情報をありがとうございました。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.3

    僕の場合は、オペラの歌(文句と節の両方)を聞き、慣れてくるとそれのつなぎ合わせがオペラですから、有名なアリアを聴き、次のアリアまで居眠り(とまではいかないが省エネモード)、という方法で、天井桟敷にガールフレンドと日参しました。     まあ歌舞伎で言うと有名な台詞は起きて聞き、退屈のところでは、むしゃむしゃ飲んだり食ったり、ときどき「何とか屋!」と怒鳴る。あの調子です。     歌詞は半分、メロディーが半分。でも『ラボエーム』の「ミキアーノミミ」の意味を知らなかったり、プッチーニの名旋律を切り離しては値打ちが無いと思います。     何と言っても芝居小屋のフインキ全体、オペラ好きの気違い連中が集まる安い席、ああこれぞオペラって感じです。帰りの夜空の下で、音痴同士が今聴いたアリアをがなり合う、いいものでした。

kobatetu01
質問者

お礼

何だか楽しい気持ちになりました。 ありがとうございました。

  • takeup
  • ベストアンサー率48% (450/926)
回答No.2

オペラ大好き人間です。 有名なオペラならあらすじや曲など大抵知っています。 テレビでも日本の放送であれば日本語のテロップが出るのが通常です。 劇場でも普通、字幕が出ます。 しかし、劇場に観に行くときは、あらかじめ十分調べて行くのが普通です。 楽しみ方としては、 テレビ番組を見て、演目をネット検索してあらすじを調べる。 面白そうであれば録画する。 それを繰り返し観る。 劇場は、そのあとのお楽しみですね。

回答No.1

オペラ独特の「声」にアレルギーを覚える人が多いことと思います。 上流社会のお高くとまった(観劇料もばかに高い)ところが鼻持ちならないという人も多いと思います。 私がそうでした。十年以上前のことですが、知人が都合悪くオペラに行けなくなり、そのチケットを譲ってもらったことがあります。 二万円の席でしたが(前から10何列くらい)(もちろんただでいただきました)、やはり「生(なま)」で見なければ分からないというのがここでもあてはまります。 「フィガロの結婚」でしたが、まるで天上から舞い降りてくるような「歌声」は、神のしるしかと思われるほど感動しました。 ちなみに、しばらく、いわゆるテレビの「歌番組」などはとても聞いていられなくなりました(うるさいだけか、10秒ほどで声にあきてしまうのです)。カラオケなどはそれから一度もいってません。 テレビでオペラをやることがありますが、オペラの門に入るには、最悪のやり方です。 それは文楽でも同じで、文楽のテレビは私からすると最悪です。 義太夫とオペラは両極端ですが、たぶん「歌の精神」は同じです。 文楽なら1万円で最前列の席が入手できますから、その「すごさ」に接してみれば、オペラの「すごさ」が想像できます。 「蝶々夫人」のアリアなどとてもいいものです。「中国のお姫様を主人公にしたもの(題名失念)」の終景で「世界の夜は明けようとしているのに、愛する人の命は暮れようとするのか」と歌うとき、歌の力とは何かを考えないではいられません。 やはりオペラは劇場で聞くのがいちばんです。 そうした「劇場感覚」をつかんでから、cdやdvdなどに接してみることをお勧めします。 谷崎潤一郎の小説に(蓼食う虫だったかちょっと失念)浄瑠璃を「聞きにいく」のが山場のがありましたが、文楽(オペラ)は観るものではなく「聞く」ものですから、その「声」にじかに触れることから、すべてが始まるように思います。 乱文のまま失礼します。

kobatetu01
質問者

お礼

実感を教えていただいてありがとうございます。 しかしやはり私は歌詞がわからないことにこだわっています 例えば私は「冬の旅」がすきなのですが、ドイツ語を勉強して聞いた時には解ったと思いました。 一方、白鳥の歌は未だ、ドイツ語を勉強していないので、日本語訳を見ながら聞いているのですが、やはりわかったという気になれません。 こういう違いをどう考えますか?