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「通ひ路の関守」中の歌で”うちも”とありますが
明日、古文のテストがあるので いま勉強中なのですが、わからないところがあります。 伊勢物語の「通ひ路の関守」のなかで詠まれている歌 ”人知れぬ わが通ひ路の関守は 宵々ごとに うちも寝ななむ” の、”うちも”とはどういう意味なんでしょうか? それからあと一つ、 これも「通ひ路の関守」の、一番最後の文章の ”せうとたちの守らせ給ひけるとぞ。” というところなんですが、係助詞”ぞ”のあとに 省略されている言葉は何なのでしょうか? 学校ではたしか、”言ふ”か”言ひたり”が入ると 習ったような気がしますがうろ覚えなので不安です。 わかる方いらっしゃったら教えてください。 よろしくお願いします。
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>”うちも寝ななむ” の、”うちも”は、接頭語「うち」に強意の「も」だろうと思います。 「うちも」を辞書で確かめてご覧なさい。多分掲載されていると思います。 ”うちも寝ななむ” 下二段動詞「寝(ぬ)」の連用形+完了の助動詞「ぬ」の未然形+他に対する願望の終助詞「なむ」で 「眠ってしまってくれよ。」くらいの意味です。 ”せうとたちの守らせ給ひけるとぞ。” 「ぞ」結びなので、 「言ふ」の連体形「言ふ」 「言ひたり」の「たり」の連体形「「言ひたる」 「言ひけり」の「けり」の連体形「「言ひける」 などが省略されています。
お礼
家にある古語辞典の存在を忘れていました! 引っ張り出して「うちも」調べてみましたがうちの古語辞典には 載っていませんでした。 ですが学校の授業でやった日本語訳は banzaiAさんがおっしゃるような感じの内容で ”うちも”の部分が特に訳されてなかったことからも、 きっと強意の役割をするもので間違いないと思います! ”ぞ”の係り結びだから連体形にしないといけないんでしたね。 明日のテストこれで文法に自信が出てきました。 ご丁寧にありがとうございました。