現在焦点となっている大飯3号機、4号機についてはゴーサインが出てから最短3週間です。同時に起動することはなく、まず3号機、定格出力運転に移行してから4号機の起動開始となるので、夏の需要期に間に合わせるのは難しいかもしれません。
なお、両機とも既に燃料は装荷していますが、そのまま1年近く放置しているため、燃料中の核分裂生成物の崩壊が進み、出力特性が少し変わってしまっています。起動後には炉物理検査で机上の計算と実際のパラメータが同じであることを確認しますが、計算の前提が変わってしまっているためゴーサインが出てから再計算する必要があり、非常にタイトなスケジュールとなります。
尚、No.2の回答にある調整運転は最終検査を受ける前の形式的な呼び名で、実質的には営業運転と全く同じです。昨年7月の記事のようですが、現在はもちろん出力ゼロの状態です。
お礼
ご回答ありがとうございます。