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面白いけど感覚的に理解できない本はありましたか?
私は「朗読者」と「カマラーゾフの兄弟」「フラニーとゾーイ」。 部分的に共感できない本はいろいろとありますが、 サッパリ共感できん!理屈はわかるが感覚的に意味がわからん!と全体を通して感じたのは上記の二作です。 どうも宗教が絡むとサッパリなようです。ヒトラー時代絡みの話は割と好きなのですが、朗読者は登場人物の心理が全く読み取れませんでした。 「フラニー」は20代半ばで読んだのが原因かなと。思春期に読んでおけば良かった…。 皆さんも部分的に共感できない作品は多々あると思いますので、 一応そこそこ面白かったが、全編通して「共感できない」「感覚的に理解しがたい」と感じた作品を教えてください。 出来れば思い当たる理由も添えていただけたらありがたいです。
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- comfortably
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全編通してってわけではなく、その本のほんの一部なんですが、聖書の、アブラハムが一人息子を神に捧げようとする話です 神様がアブラハムに、「あなたの一人息子のイサクを捧げなさい」と言ったからといって、普通父親が息子を神に捧げるでしょうか 神への信仰心>息子への愛 という図式が成り立ってしまうようで仕方がありません 神様は、アブラハムがイサクを殺そうとしたところに天使を遣いにやり、殺すのをやめさせ、そのうえアブラハムに褒美をとらせたとありますが、親が子を殺すのを奨励するのはどうかと思います 自分は無宗教なのでそこら辺の感情はよくわからないのですが、こればっかりは神様もひどいことするなと思ってしまいました 宗教って怖い
- larrybird_bc
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村上春樹の、ダンスダンスダンスやね。 面白いんだけど、何か、救いのないような展開というか どうしようもない人生というか ネズミをそこまで追いかける意味と言うか‥ これ読んでると、 何だか、自分もある種の精神病にかかったかのような カオスティックな心境になっちゃうんやね。 おもろいんやけど、やっぱ、 村上春樹の主人公の行動には、感覚的に理解しがたいものがある‥ どっか、心の一部が、欠落してるんやね。
- 31192525
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koyojisima さん、こんにちは。 >一応そこそこ面白かったが、全編通して「共感できない」 1)ル・クレジオ 『調書』 この手の狂人彷徨す的な話は好きなのですが、なんか違う。特にオチが気に入らない。 2)スコット・フィッツジェラルド 『夜はやさし』 この手の私小説は好きなのですが、なんか違う。ナルシスティック(?)はダメだろ。 3)大江健三郎 『河馬に噛まれる』 大江は全作読破―1しているファンですが、なんか違う。-1がこれ。中途挫折。 全共闘すでに遠くなりしか。少なくとも私の中では。
- u-lily
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手塚治虫作品群 読んで面白いとは思います。でも、読後に何とも言えない「もやもや」感が残って仕方がない。「火の鳥」「アドルフに告ぐ」など、物語としてはふと読みたくなるんですが、毎回心が何かに塞がれるような気持ちの悪さを感じてしまい、いつも読んで後悔してしまいます。たぶん、この世代の持つ「戦争」を経た精神の「闇」に耐えられないのだろうなぁと。 理解できない自分は幸せなのかもしれない、とも思います。
ボリス・ヴィアンの「うたかたの日々」 頭ではとても面白いと感じました。 でも身体や心がついていけないというか、胸やけ状態みたいになってしまって、読み終わったら変な疲れだけが残りました。 もっと若い時に読んでいたら、その栄養分?をうまく吸収できたのかな‥やっぱり年齢って関係あるように私も思います。