- ベストアンサー
なぜ医学部の入試には広範囲の数学が課されているのか
医学部には進まない予定の者ですが、ちょっと気になるので質問します。 医学部では、統計などの、高校でならう数学の一部を利用しているという話は聞きましたが、理学部や工学部と比べて、医学部での学習にはそれほど広範囲の数学は必要ないという噂も聞きます。しかし、医学部に入るには、複素数(医学部では必要になることは少ないと聞きます)などを含めたかなりの広範囲の数学の試験をパスしなければいけないということが、調べた結果わかりました。 医学部経験者の方に伺います。 医学部の入試では、なぜこのような広範囲の数学が課されているのでしょうか? 思考力を問うているのでしょうか(医者になるには、高校の数学の問題を他の学部のひとよりもうまく解けるくらいの思考力が必要だということなのでしょうか?)。 どなたか詳しい方、教えてください。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
数学に関することでは、薬理学を学んだり、医用電子工学や放射線物理学、核医学、その他を理解し応用するのに高校程度の数学は最低限のレベルです。 素粒子を理解する能力はまだ要求されませんが、そのうち虚数の使った数式も大学レベルでは要求されるようになると思います。大学卒業後、放射線を扱う人は非常に多いし、仕事で使う訳ですから、その理論も理解することを一応要求されます。 私は、大学院の講義で、放射線医学だけ、成績が悪かったです。物理が得意で、数式も得意でしたが理解を超えていました。今でもガラスバッチを胸部につけて放射線のモニターをされていますが、全員が理解しないまでもその理論を指導する教官は一応理解しているみたいです。 高校の数学は大学で学んだ一般教養の数学から比べれば非常に簡単なように思うのですが、それほど高度なものなのでしょうか。確かに因数分解は必要がないかも知れませんが、その他の数式は生化学でも生理学でもかなり役立ちました。数学は自然科学の分野では共通言語だと思います。
その他の回答 (1)
- ikkame
- ベストアンサー率40% (79/193)
よくわからないけど、大学の教養として学ぶのかな。ちなみに、医学部の数学の先生は、もちろん医学について詳しくないし、他の大学の数学科を卒業して、数学で研究し、たまたま医学部の数学科に採用された先生がほとんどです。それで、医学部の入試問題を作るときに、数学の問題に関しては、その先生に任されるので、普通の理系の数学の問題になるのではないでしょうか。 また、理系の他の学科でも同じ事がいえると思います。たとえば化学を専攻した人は、複素数など広範囲の数学は必要ないとおもいます。(もちろん必要なことがあるけど) そして、医学部でも基礎研究(化学や生物の応用みたいなこと)をやっていると微分、積分を使うことがたまたまあります。
お礼
ご回答ありがとうございます。
お礼
>数学に関することでは、薬理学を学んだり、医用電子工学や放射線物理学、核医学、その他を理解し応用するのに高校程度の数学は最低限のレベルです。 この個所は非常に参考になりました。噂はちょっと間違っていたようですね。 ご回答ありがとうございます。