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石油でハチを殺す理由とは?
- ハチを石油で瞬殺できる理由としては、石油がハチの体表面に付着すると呼吸や気管の通り道を塞ぎ、窒息死させるからです。
- この方法はアシナガバチだけでなく、他のハチに対しても通用します。
- なぜこの方法が他で紹介されていないのか、その理由は不明ですが、石油が効果的な殺虫剤だという知識が広まっていない可能性があります。
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こんにちは。 蜂を始め、昆虫類が石油によって死滅する理由は他の回答者様の通り昆虫の気門を物理的に塞いでしまうことによる「窒息死」です。 ですから、石油を噴霧で退治する安易な考え方は危険であると認識して欲しいのです。 なぜなら、噴霧では気門を瞬時には完全に塞ぐことが出来ないからです。 従って、噴霧器を使うとしたらノズルを「直噴」の状態にし「水鉄砲」のように大量に蜂の巣に石油を吹き掛けてください。 なお、蜂専用の殺虫剤も水鉄砲のように薬剤がストレートに噴射されるようになってます。 蜂専用殺虫剤は「神経毒」の成分も含まれてますから、蜂に直噴されなくても殺虫効果が期待出来ますが、気門を塞ぐ目的だけの石油では直噴されなかった蜂には逃げられることになりますから、蜂に反撃されるリスクがあることも覚悟してください。 なぜ、石油での殺虫が紹介されないかは、気門を塞ぐだけで神経毒のような殺虫成分がないことが最大の理由でしょうが、気門を塞ぐ目的では大量に使う必要があることから家屋に染みを付けるなど汚してしまうからでしょう。 ちなみに、樹木などに寄生するカイガラ虫退治に効果がある「マシン油乳剤」は文字通り機械油と界面活性剤の特性を利用して蝋で覆われたカイガラ虫を窒息死させる目的の殺虫剤で殺虫成分としての毒性はありません。
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- tpg0
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ANo4です。 お礼ありがとうございます。 噴霧器のタイプによって異なりますが、ノズル先端の角度を変えるだけで霧状になったり直噴になるものがあります。 このような機能がない噴霧器のノズルは、ノズル内の「螺旋状のコマ」を外すと直噴専用になります。 この状態で蓄圧してノズルから噴射させると5~6メートル先ぐらいなら薬剤(石油)が届きますから、至近距離で危険を犯す必要がなくなります。 なお、アブラムシにはマシン油乳剤は向いてないようで「牛乳の噴霧」で窒息死させるのが一般的のようです。 しかし、牛乳の噴霧は後が臭くなるので、私は「マラソン乳剤(殺虫剤)」を500倍から1,000倍に希釈させたものを噴霧してアブラムシ退治に使ってます。 余談ですが、蜂は「黒っぽい動く物に反応(蜂の巣を狙う熊に反応?)」しますから、蜂の巣退治には白っぽい服装で頭や顔も白っぽい帽子やタオルなどで頭髪や眉毛などを隠して、動き回らない方が蜂に刺されるリスクが減ることを知っておくと今後の蜂の巣退治に役立つと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >お礼ありがとうございます。 とんでもないです。詳細なご解説を頂け、感謝しております。 >この状態で蓄圧してノズルから噴射させると5~6メートル先ぐらいなら薬剤(石油)が届きますから、至近距離で危険を犯す必要がなくなります。 いいことをお聞きしました。ただ、相手から視認されない工夫をしておかなければ狙いが外れた場合に悲しい結果を生みそうですね。 >なお、アブラムシにはマシン油乳剤は向いてないようで「牛乳の噴霧」で窒息死させるのが一般的のようです。 そう言えば昔この「牛乳」云々を耳にした気がします。その時は「何のこっちゃ」と思っておりましたが、アブラムシを窒息させる手段だったのですか。 また窒息のさせ方も虫によって異なるということなんですね。 >私は「マラソン乳剤(殺虫剤)」を500倍から1,000倍に希釈させたものを噴霧してアブラムシ退治に使ってます。 私事で恐縮ですが、実は情けないことに「毒物」が大の苦手で合ピレ剤を扱うこともできないのです(当然殺虫剤はダメで、ために本件で石油にこだわっているわけです)。 どうしてもの際には「決死の覚悟」で天然ピレトリンを使うのですが、それですら「フード付き長袖ビニールカッパ、ゴーグル、マスク、手袋着用、風上厳守、噴霧後直ちにシャワー」といった有様です。 ですので有機リン系などとてもとても…。 瓶を持つだけでもめまいがしそうです。 ^^; そして上記のような「苦労」をしてもピレトリンではアブラムシを壊滅させられません。 ですので、マシン油に効果があることを期待したのですが、こうなった以上は臭くなっても牛乳を試すしかありませんね。 >白っぽい服装で頭や顔も白っぽい帽子やタオルなどで頭髪や眉毛などを隠して、動き回らない方が蜂に刺されるリスクが減る 「巣の退治」は怖くてとてもできませんが、ハチに「会敵」した際の心得とさせていただきます。
- suiran2
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#1さんや#2さんの「気門」に入り,呼吸が出来なくなるが正解と思います。何故紹介されていないのかは,殺虫剤の成分で公表済みだからではないですか。皆さん読まないだけで,噴霧剤の主成分は精製灯油です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >皆さん読まないだけで,噴霧剤の主成分は精製灯油です。 私自身は殺虫剤を購入したり使用することは全く無かったのですが、たまたま古い未使用の物を見付けたので(失礼ながら)半信半疑で成分表示を見てみました。 すると何とそこには「ケロシン90ml」の文字が… ^^; そういうことだったんですね。
- Sasakik
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「ゴキブリに洗剤」同様に、石油が界面活性剤となって蜂の呼吸器官である気門を塞ぐことによる呼吸麻痺かしら? だとすると、植木屋さんの経験則上「石油が手に入りやすかった」だけのことで、「石油に限る」わけじゃないでしょうね。 >またこの方法がなぜ他で紹介されていないかも不思議です。 普通に考えれば、石油特有の臭いが周囲に広がる上、「気化性のある”可燃物”を振りまく」ことの”危険性”を考えれば、安易に勧めるわけにはいかないでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >石油特有の臭いが周囲に広がる上、「気化性のある”可燃物”を振りまく」ことの”危険性”を考えれば、安易に勧めるわけにはいかないでしょう。 なるほど。 確かに私のケースでも後から灯油を拭き取るのに苦労しました。
ハチが呼吸に使っている気門には油分があり、雨などの水ははじかれて呼吸孔が確保されるのですが、灯油やマシン油などの油は気門の油と親和性があり、呼吸孔をふさいでしまい、結果として窒息してしまう…ということだそうです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >灯油やマシン油などの油は気門の油と親和性があり、呼吸孔をふさいでしまい、結果として窒息してしまう…ということだそうです。 そういうことだったのですか。 虫の場合は呼吸不可と同時に窒息死してしまうということですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >ですから、石油を噴霧で退治する安易な考え方は危険であると認識して欲しいのです。 >なぜなら、噴霧では気門を瞬時には完全に塞ぐことが出来ないからです。 危ないところでした。質問し、ご回答を頂けて良かったと思います。 >なお、蜂専用の殺虫剤も水鉄砲のように薬剤がストレートに噴射されるようになってます。 そういう物があるのですか。 >「マシン油乳剤」は文字通り機械油と界面活性剤の特性を利用して蝋で覆われたカイガラ虫を窒息死させる目的 あれはそういう意味だったのですか。 するとこれはアブラムシにも有効なんでしょうね。