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ギミックに圧倒される小説を教えてください
普段、小説はあまり読まないのですが、最近時間を持て余す状況が増え、本に触れる機会が増えたので質問です。 デジタルノベル、ギャルゲーですが、Ever17やSteins;Gateといった、ギミックやトリック、展開にワクワクし、驚かされる作品が好きで、そういった小説を探しています。 もしあれば紹介して下さい。
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- rkd4050
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回答No.1
私が"Ever17"をプレイして真っ先に思い出したのは、いとうせいこう『波の上の甲虫』でした。表面的なストーリーは全然違うのですが、あのゲームを小説化するなら、あの小説の技術を応用する必要があるだろうなあと。 奥泉光『石の来歴』は冒頭が、特に小説をあまり読まない人にはやや重たいかもしれないですが、その辺を我慢して読めるなら、なかなか技の効いた作品です。芥川賞受賞作の中でも屈指の名作。これが読めるなら『葦と百合』や『ノヴァーリスの引用』などもおすすめ。 有名すぎて大技の多くは読んでない人でも知っているアガサ・クリスティですが、『ゼロ時間へ』のトリックは意外と知られていないかと思います。殺人が起こって探偵が解決するという従来のパターンではなく、殺人が計画されたところから始まり、それが実行される「ゼロ時間」へ向かって作品が描かれるという、変わった描き方をしている作品です。でまあ、その変わった書き方にばかり注目が行くおかげで、トリックそのものは意外にネタバレされてないんですよね。 あとは小説じゃないですが、映画の『フォロウィング』、『カンパニーマン』も、この手の作品が好きなら合うだろうと思います。