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固形タイプの食品に難消化性デキストリン含有の理由は
固形タイプの食品(クッキ-やクラッカー)の原材料表示に難消化性デキストリンが表示されるいるのを見かけます。特定健康保険食品の健康強調表示とは別に、難消化性デキストリンの物質特性の面から食品へ加えるメリットを御存じの方、教えていただければ幸いです。
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- Saturn5
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>難消化性デキストリンの物質特性 まず、物質特性としては通常のデキストリンと難消化性のデキストリンは大差ありません。 デキストリンの分子を環形にしたりして、消化酵素が作用しにくくしているだけです。 >製品のテクスチャー(しっとり感や保水性)を良くするために デキストリンとは早い話、デンプンのようなものです。 保水性はあると思いますが、しっとり感はどうでしょうか? デキストリン自体が無害で無味で無臭のものです。 わざわざ難消化性にするのはカロリーダウン以外には考えられないのですが.... 消化性の特性を活かすのは担体(物質保持作用)としての性質ではないでしょうか? デキストリンには物質を取り囲んで保護する作用があります。 しかし、消化させるのが通常は腸に達するまでに消化されます。 もし、胃酸に弱い物質を腸まで届けるとき、難消化制デキストリンで包んでおけば、 胃を通過しやすくできます。
- Saturn5
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普通のデキストリン(デンプンの分子量が小さいもの)を使ってもいいはずです。 また、デキストリンは単価が安い物質で他の物に換えてもコストダウンになりません。 また、摂取して身体に良い成分があるとは考えられません。 (食物繊維的な身体に良い面はあるのかも知れませんが栄養素としてはありません) わざわざ難消化性にするのはカロリーダウンのためでしょう。 ある程度のデンプンを入れないと固形になりませんが、デキストリンはカロリーが 高い素材です。ですから難消化性にしていると考えられます。 たぶん、ローカロリーをうたった食品ではないか?と思うのですが。
補足
回答ありがとうございます。難消化性デキストリンの物質特性として、例えば、製品のテクスチャー(しっとり感や保水性)を良くするために製品に加えることがあるのでしょうか。難消化性デキストリンを食品に加えるメリットを、健康強調表示以外の食品化学の視点から、詳しくお教えいただければ幸いです。
お礼
特定保健用食品は別にして、さまざまな食品に難消化性デキストリンが入ってますが、原材料表示の順番から推察すると含有量は多くないと思われる製品があります。特保の機能というよりも、製品の品質等に関わる働きを持つために添加されているのではないかと考えたのですが。ただ食物繊維を栄養成分表示で強調したいためかもしれませんね。回答ありがとうございました。