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京都 三十三間堂の千手観音について
先日、三十三間堂に行ってきました。 1001体の千手観音の中に、1体だけ 「口を開けて笑っている観音様」がいらっしゃるとのことで、 探してみたのですが見つかりませんでした。 何列にも重なっている観音様の後ろのほうにいるらしく 見学の通路からは見えないとのことでした。 写真でもよいので見たいと思い、検索したのですが見つかりません。 写真が見れるサイトをご存じの方、もしくはこの観音様について 何かご存じの方(特別展示などで実際にご覧になった方)、 何でも結構ですので教えていただきたいです。 どうぞよろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
小説の題材として、仏教系のエピソードとか仏像とかの資料をけっこう持っているつもりなので、眠れないついでに手元の本を調べてみました。 三十三間堂(蓮華王院本坊/妙法院門跡)の千手観音について説明してあるものもあったのですが、「笑い顔」の観音様については全然書かれていませんでした。 もし、代わりでよければ、十一面観音の「暴悪大笑相」をご覧になったらどうでしょう。 観音様の頭の上のお顔を「化仏」と言いますが、ちょうど頭の裏側にあって、観音像の背中側に向かって、口を開けて呵呵大笑しているのが「暴悪大笑相」です。 確かに口をあけて笑ってはいるものの、実際はあまり「大笑」しているという感じはしませんが、「ぼうあくだいしょうそう」と読みます。 千手観音も、十面の化仏を伴った「十一面観音」ですので、同じ相をおもちのはず。 本来は裏面にある化仏(相)を本面にしたものを一体、紛れ込ませたのではないかと思いますので、たぶん代わりにはなると思います。 私はインターネットは調べていませんが、十一面観音は有名ですので、けっこう写真もあると思われます。 質問者さんならインターネットで調べられるのではないかと思います。 実際に実物の写真に行き当たれば、それに越したことはありませんが。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 三十三間堂の笑っている観音様については いろいろ検索したのですが、載っていないです。 実は、拝観中に個人ガイドをつけた方たちがいらして、 その際ガイドさんが説明していたのです。 なので本当にいるのだと思います。 暴悪大笑相は知りませんでした。 新たな知識をありがとうございます。 いつもは真正面から見てそれで終わりでしたので、 次回、観音様を見る機会がありましたら、思い出してみます。 実は今回、初めて観音様を斜めから見て、正面から見て、 また別方向の斜めからみて、そのお顔の見え方の違いに感動しました。 大人になって京都を訪ね、日本の良さをしみじみ感じた次第です。 「わ~、古い日本。京都ステキ!」で終わらないよう 今後もいろいろ情報を集め、見てみたいと思います。 ありがとうございました。