質問者さんの問題とずれるとは思いますが,Webから見たFTの個人的感想です。
小生,上野や弁天町の交通博物館,四ツ橋の電気科学館,上野の国立科学博物館,
サンフランシスコのケーブルカー博物館など,「いたく感激した」世代です・・・。
従来の博物館・科学館は「科学の枠組み・発想」に基づいて,展示で示せる範囲で,
「人類が築き上げてきた科学の体系を,来館者に学んでもらおう」
という思想があったと思います。
しかし「日本科学未来館」は,
「『科学の発展=バラ色の未来』を演出する博物館」,
の色合いを感じました。
展示物の構想を考え具体化した先生方に大変失礼ではありますが,
「チャラチャラした『未来の科学』」を示し,子供だましの『夢』を持たる」
という「薄っぺらい(?)意図」をうすうす感じてしまいました。
「科学」という学問は,遠くエジプト・ギシシャ時代から始まり,
産業革命の時代を経て,現代に至っています。
その発展の中で,多くの人たちが苦労して,現代の科学が作り上げられて来ました。
その成果はいろいろな産業に生かされ,経済活動につながっているわけです。
科学技術の"未来"は,その歴史と方向に載っているはずです・・・・
その流れの中で,
「2011年3月,
日本という国は,
エネルギー問題に関する,鋭い疑問を突きつけられました」
自然科学の体系として,
人類が明らかにしてきた体系と蓄積,
2012年という年代において,
人類が蓄積してきた科学,
わが国がもつ技術とわが国の環境。
日本という国ができる選択は何と何で,その短所長所は何なのか。
そういう重い疑問に対して,
「考える材料が,この博物館のどこかにあるのかしら??」
「科学の歴史から初めて,現代科学の体系を見せる博物館」なら,
歴史の流れに沿って,何かのヒントがあるのではないかと思います。
しかし,「チャラチャラした未来」を見せるだけの博物館には,
この問題を考えるヒントがないのではないか,と思ってしまいました。
小生,Webでサラサラと見ただけなので,
実際に博物館に行ったわけでなく,
個人的思い込みに基づく印象です。
当館関係の方に,大変失礼になっていることはご勘弁下さい。
お礼
解答ありがとうございました。 FT56F001さんの解答を元にして、報告書を書き上げることができました(^-^)