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戦前世代の朝鮮人に対する差別意識について
僕はうちの祖母から僕が幼少時代から覚えている限り、露骨に「朝鮮人」に対する差別的な発言を聞いてきました。それでも最近は幾分差別意識が薄まったのか「韓国に行ってみたい」とか言い出しているのですが、それでも最近の北朝鮮の悪事の報道によって、朝鮮人に対する差別意識は拭い去れないものになっているようです。 そこで質問です。いわゆる右寄りの方にも左寄りの方にも窺いたいんですが、うちの祖父、祖母が「朝鮮人」に対して差別意識を持ったのは歴史的な事実からしてどのようなことが起こったからなのですか?端的にお答えいただき、またなるべくその事実を述べている一次資料を教えていただけませんでしょうか? 祖母に「過去にこういうことがあったでしょう?だから今はそういう差別意識は見直さないといけないよ」って教えてあげたいんです。確かに今の北朝鮮は言うまでもなく、韓国も反日教育を受けているせいで、戦前の世代にとっては憎たらしく思われる報道もありますが、彼らの差別意識はどう考えても根深いもののような気がするのです。またそれが根深くても一言で簡単に取り去ることもできると楽観視しているのです。
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歴史を勉強すれば「日本人と朝鮮人」問題が決して突出したものでないことが分かると思いますが・・・ しかし、加害者側から言うことではなく被害者が理解すべきことだと思います。 100年前の世界では植民地の存在は珍しいことではありませんでした。朝鮮人(韓国人)が認めなくても日本は法的手続きを経て日韓合併を行っています。同じことを米国は現代でも行っています。(手順を踏んでアフガニスタンやイラクに侵攻)米国は同じように手順を踏んで、テキサスやカリフォルニア、ニューメキシコ地方をメキシコから強奪しています。又プエルトリコとフイリッピンをスペインから奪っています。ハワイ王朝も一部のアメリカ人が巧妙に立ち回って法的に ハワイを自国領土に編入しています。 日本はそのアメリカから非戦闘員を多数爆撃で殺され、仕上げに二発の原爆を落とされています。しかし、日本人もメキシコ人もスペイン人もハワイ人もアメリカ人を憎みつずけてはいません。時代が違う訳ではありません。考えられるのは教育の差だと思います。私の子供のころは鬼畜米英と教えられ、子供心にそう信じていました。 朝鮮と日本の関係が世界史に例を見ないようなひどい例だったかどうか、ここで議論する気はありませんし、日本側から正当化するのに賛同もしませんが、朝鮮半島の二カ国が戦後一貫して取った反日教育も認める気はありません。戦後50年の反日教育は異常だと 思うだけです。 国境を接する二カ国はどこでも仲が悪く相手を差別するのが普通です。海を挟む国同士では英国とフランスがあります。メキシコとアメリカもお互いに相手を差別しています。中米の小さな国、コスタリカとニカラグアも仲が悪くお互いに蔑称で呼び合っています。しかし、決して憎みあっている訳ではありません。100年、150年前に不法な戦争を仕掛けられれたり、領土を強奪されたりしても今や歴史であり、それを根拠に相手を憎むような教育はしていません。 日本人の差別意識は世界的に見られる現象と同じです。ある国民が他国で目立つほどのグループとなり、自国文化を強く主張する場合、反感をもたれます。その外国人が経済的に恵まれない場合、安い労賃で仕事をするので雇用機会を奪う貧しい人々とみなされ軽蔑、攻撃の対象にされます。日本人もアメリカやペルーで排斥され、軽蔑された時代がありました。現在は 母国日本の地位があがり、彼ら自身も子供に高等教育を行い平均的市民としての座を獲得するにつれて軽蔑が尊敬に変わってきています。 朝鮮半島の人々とお互いに優越感、劣等感などなく隣人として普通に交流する日がやがて訪れると期待しています。
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- kamin
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♯3さんの言われるとおり、日本人の朝鮮人差別の根は、太平洋戦争を待たずとも古代にまで遡った非常に深いものです。その差別心の正当性や反日教育への批判はともかくとして、お祖父様、お祖母さまの偏見は、伝統に基づいたある種神話的な、生活習慣的な何気ない差別心であると思います。その根拠を以下に示します。 奈良時代、中国・長安の都設計に倣った律令体制という政治形態があったことは歴史の授業の中で習いましたよね。中国における中央集権体制は、東アジアにおける朝貢のシステムと質を同一とするものです。日本は、中国に朝貢(=貢物)をしながらその文化や知識を摂取していました。このようなことをしていたのは日本だけではなく、当然朝鮮やその他東南アジアなどの諸国も中国とは朝貢関係にありました。朝貢させるということは、周辺の諸国を属国とすることを意味します。『中華』という言葉は、自分達を「世界の中心の華」と自称する意味です。自分達の国すなわち中国の高い文化水準を、ちょうど花弁のように近隣諸国に及ばせることを指します。日本はこれに憧れた。日本に朝貢し従属する国が欲しい。つまり「ミニ中華」を形成しようと試みたわけです。そこで丁度隣にある新羅をその対象にしようとしました。しかし、朝鮮半島は中国に接しているのだから、日本よりも文化水準は高く、新羅としては「なぜ自分達よりも低い日本なんかに仕えなくちゃいけないんだ」という訳で、まあ冷笑していました。この認識は、他の国から見ても一目瞭然、当然この目論見は失敗に終わります。 古代から、日本人は朝鮮を属国にしようと無理にでも下に見る傾向がありました。その後も、秀吉の出兵を始め、太平洋戦争でも異論はあるにせよ、格の低い国とし続けてきました。 さて、 >うちの祖父、祖母が「朝鮮人」に対して差別意識を持ったのは歴史的な事実からしてどのようなことが起こったからなのですか? 先に述べた概念の下、何が大きく影響しているのか考えてみたいと思います。戦前・戦中、貧しい中で戦いをするのに必要なことは、「この戦いは正しいことだ」と思い込ませることです。『尋常小学日本歴史』の教科書では、天皇の系譜が朝鮮を征服したことを武勇伝として神話を基に解説し、ひいては日本が行う戦争が日本史上正統なものであることを児童に教育しています。それが以下の記述です。 「仲哀天皇の皇后を神宮皇后と申す。・・・・・此の頃今の韓国の地には新羅・百済・高麗の三国ありて、我が国にては之を三韓と呼びたり。・・・・・武内宿禰とはかり、海を渡りて新羅を討ちたまふ。・・・・・其の後、百済・高麗の二国もまた我が国に従へり。・・・・・我が国は之がために大いに進歩せり。」 仲哀天皇(192~200)は、第14代天皇とされていますが、実際にいたかどうかについてははっきりしておらず、神話の域です。しかし天皇が神の系譜を引くものとして捉えられていた頃は、この記述がどれだけ一般人の心に響いていたか想像が付くでしょう。「朝鮮は従属させるべき国」-お祖父様・お祖母様が、このような教育の下、当時の政治のプロパガンダに多少なりとも影響を受けていることは考えられます。 さらに、1923年、関東大震災の混乱の中で「朝鮮人が暴動を起こし、井戸に毒物を投げ込んでいる」というデマが流布し、警察や軍隊によって数千人の朝鮮人が殺害されたことは有名です。こういった報道をリアルタイムで聞くことがあれば、やはり朝鮮人が得体の知れない存在として気味の悪さや恐れを覚えるのは当然でしょう。 僕らの世代では、上記とはまた別の意味で差別意識があるとは思いますが、戦前の世代であれば、このような教育や報道が差別心を生むきっかけとなった可能性があります。実際に犯罪に手を染める一部の朝鮮人もいますし、助長されて印象に残りやすくなります。まとめますと、 (1)朝鮮を古代から格下と捉える国民性 (2)神話による根拠のないプロパガンダ (3)後ろめたさと恐れ。 つまり、大局的にこれらの要素が起因しているのではないかと思います。概念は呪縛的でさえあります。差別心が一概に個人的な責任だけではないことだけ、一応強調しておきます。
- KIMV
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韓国・北朝鮮を嫌う日本人は多いと思いますし,先の大戦の影響で仕方ないと思います。 まず 朝鮮半島は当時日本の江戸時代と同様に鎖国状態でしたが,日本が先に開国し諸外国との公益で反映をしました。 開国・繁栄の遅れた朝鮮は日本との”日韓併合条約によって”欧米の植民地政策を逃れようとしましたが,思惑が外れ日本も欧米と同様でした。 朝鮮の文化に対する理解と評価は一部にとどまりましたが,朝鮮半島を自治区にするわけもないので当然と言えば当然の行為として言語等の統一を図ろうとします。 この時点で朝鮮に対し自国を守れず,日本に国民を売るような人が支配していた国というレッテルが貼られたわけですよね? しかし併合に伴い日本は 道路・鉄道・ダム等のインフラ整備を行いました。 それらの資産は膨大な物です。 そして彼らは戦後のどさくさに紛れて独立しようとしましたが,これも彼らの思惑を外れ大国に分断される羽目になっています。 この時のインフラ資産を彼らは恰も自分達で作ったがごとく当然の様に自分達の物としました。 これが軽蔑されないと思いますか? ※台湾も同様でしたが日本は感謝されています。 情勢は別にしても,条約によって併合され,インフラ整備をして貰い,戦争に負けるとあたかも被害者のごとく振る舞い戦後補償を求める。 戦時中の一部の人が遭遇した悲劇は大体的にとらえられていますが,戦場の最前線で戦ったのは殆ど日本人です。 朝鮮の人は主に国内の労働に従事しましたが,これをどう見ているのでしょう。 最前線に投入したり,特攻隊に入れることにも消極的だった日本をなぜあそこまで反日教育できるのでしょう? 彼らは戦勝国でもなければ戦後補償という名目で恩恵を受けられる立場でしょうか? 戦勝国が肩入れしたために,彼らは勘違いしていると思いませんか? その他の東南アジアの国々も先の大戦の混乱に紛れて独立した国が多数ですし,当時の日本の戦争理由に東南アジアの植民地支配からの解放がありました。 その目的は達したのですが,悲しいかな敗戦国の思いを残すことが出来ませんでした。
- kunijirou
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焼け跡世代の国次郎です、undows様こんにちは。 私の父方の祖父は、朝鮮で銀行員をしており転勤族として朝鮮各地で生活しておりました。その後、設備関係の会社を朝鮮で経営しておりました。父も学校,会社勤めと出生から出征まで朝鮮です。我が家とは少なからぬ因縁がございました。父方の人からは、一言も差別的な言葉を聞いたことが御座いません。きっといろんなタイプの人に出会ったからでしょう。家庭内では、食べていけない家庭の子供達を養育し学校に行かせておりましたし、職場では半分の人間は現地の人を採用しなければなりませんでしたから、職業教育に多くの労力を割いていたようです。
- No51
- ベストアンサー率18% (25/136)
他の方も、おっしゃっているように「日本人と朝鮮の人」だけ の問題じゃなくて、どこの国でも、旧植民地の人を差別する習慣は、 残っていますし、歴史的因縁がある民族同士はだいたいそんなもんです。 まあ、それはともかく...。 あの世代の人は、江戸時代の身分制度の癖が抜けず、 実際に、法的な身分制度も残っておりました。 華族、士族、平民、の3つです。(昭和22年廃止) (今日でも戸籍を調べれば、簡単に先祖の身分(と言うべきか?)や出生がわかって しまうので、身分制度が完全に無くなったとは思えません。) 明治以降の日本は数的には平民が圧倒的多数でしたが、 不文律で、以下のような序列があったようです。 (あくまで時代の空気が生んだ不文律の掟で、資料を探すのは難しい...と思いますよ。) 1:普通の日本人(平民) 2:日本人の新平民(わかりやすく言えば、所謂、被差別部落出身者) 3:日韓併合で日本国籍を得た朝鮮人 私が思うに、あの世代の方達には、「民族的偏見の撤廃」に先んじて、 「前近代的な身分制度」のバカバカしさを教える事からスタートする 必要があるでしょうね。 今の人間の「民族的な差別感」とはチト違うような気がします。 ついでに: 旧士族の人の話によると、明治時代「挨拶する時は、土下座しなくて良い」 と、いくら説明しても、「土下座して挨拶する人がいた」そうですから、 旧世代の偏見を取り除くのは、そう簡単では無い、と思います。
- tarotyu
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私も子供の頃、古老から「朝鮮人」は子供を蒲鉾にして食べる…などの根も葉もない話を聞いて育ってきました。 差別の根源がどの辺にあるのかは分かりませんが、戦前の故意的な流言蜚語…例えば関東大震災のときに共産党員や朝鮮人が政府を転覆を狙っているため竹やりで武装した…などが一因と思います。 実際にそんな訳はないのですが、子供の頃に刷り込まれた記憶というのはかなりの確率で頭に残るので北朝鮮の一連の報道で嫌悪感を持った方も多いでしょう・・ 個人的には差別などする必要性もないでしょうし、付き合ってみても決して蒲鉾にするような人種には思えませんが。笑 脱線した回答になりました。失礼しました。
- taroimo_hasami
- ベストアンサー率23% (191/830)
面白そうな質問(不謹慎か?)ですので回答しますが、はっきり言いまして、正答の存在しない問題です。正確には、複数の理由が考えられる、という事ですね。 北畠親房は『神皇正統記』において、桓武天皇が皇室と朝鮮半島との繋がりを示す資料について焼き払ったと伝えています。また、桓武天皇が朝鮮王朝の血を引くことは事実として知られています。 このことから、朝鮮半島との関係を意図的に隠蔽する為に差別意識を植え付けたとも考えられますし、他にも、簡単に触れれば皇室と繋がりのあった王朝が朝鮮半島で滅亡した為に朝鮮半島を憎しむようになったという話や、色々とあります。また、日本は古来から、中国を上、朝鮮を下と見ていたそうです。そのことも無関係ではないでしょう。これらの点については、興味がおありでしたら、ご自分で色々と本を読んで見ることをおすすめします。 戦前の不幸な歴史の問題もありますが、それ以前として、昔から差別感情はあったわけです。そこに、歴史問題や、世界各国に見られる近隣諸国に対する悪感情(領土を接していれば漁業権をはじめとする利害衝突が起こります)などが合わさり複雑なものを形成しているわけです。 私などは、案外、古代史の研究を通じて朝鮮半島とに本当の関係をきちんと証明したほうが両国は仲良くなれるのではないかと考えています。ただ、皇室と朝鮮半島との繋がりを意図的に隠蔽しようとする勢力が根強く日本に残っている現実がありますが。
- oktom
- ベストアンサー率22% (28/123)
こんばんは、もう何度となくいろんなサイトやWEB上で論議され、討論され続けている、日本人にとって大事なそれでいて、非常に重く難しいテーマでしょう。 一言で言えば、一時期韓国は日本の植民地でした。 そこで日本人は韓国人を当に奴隷、いやそれ以下に扱ったということです。 いくら時間が経っても、歴史的に拭えない事実である事です。次世代またその次の世代の人々に委ねて払拭出来ないまでも相互理解が出来るようになれれば良いんですが。 史実資料として参考リンクを挙げておきます。 それと、被害者側の意見も挙げないと不公平ですよね →http://210.145.168.243/sinboj/Default.htm これからの若い方々に期待するしか無い重く圧し掛かる日本の恥部の一つでしょう。