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エーテルの酸化

エーテルの酸化についてネットで調べていたところ、本サイトでみつけた以下のような回答を見つけました。これについて、さらに疑問がわいてしまいました。 アルファー炭素の電子密度が高くなるということがよくわかりません。電気陰性度からすると、酸素側に電子は偏っているので、炭素上の電子密度は低くなるように思えるのですが。 どなたか、説明していただけませんでしょうか。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 1.エーテル類は酸素の隣の炭素(アルファ炭素)上の電子密度が高いため酸素分子(三重項酸素)が炭素上の水素を引き抜きます。 2.そこでできたラジカルに別の酸素分子が付加してペルオキシラジカルを生じます。 3.このペルオキシラジカルが次のエーテルのアルファ炭素上の水素を引き抜いてヒドロペルオキシドを生じます。

みんなの回答

  • ORUKA1951
  • ベストアンサー率45% (5062/11036)
回答No.3

炭素だけの結合と、代わりに酸素原子のあるときの電子状態を比較するとわかりますが、 酸素原子は2個の共有結合に関わっていない電子対が存在します。炭化水素の連続した状態の炭素から水素を抜くときと、隣に酸素原子があるときの差は、水素が引き抜かれやすいか否かですが、それは引き抜かれた後にどうなるかを想像するとわかると思います。実際には結合しているときも・・  酸素の非共有電子対にある電子は、水素ラジカルが取り除かれて不足したところを保管することができます。言い換えると、すぐ隣の酸素原子の電子と共役状態に近い状態になりうる。  この状態を「アルファー炭素の電子密度が高くなる」と表現するのが良いのか悪いのかは判断しにくいですが、誤解は招きますね。電気院生度はあくまで共有結合に関わる電子がどちらに偏っているとみなせるかと言う指標であって、共有結合に関わっていない電子について述べたものではありませんので、「電気陰性度からすると、酸素側に電子は偏っている」の部分とは関係ありません。  まあ、酸素はsp²混成軌道っぽいsp³混成軌道と考えるとか・・(^^)、そうすると次の段階のペルオキシドも理解しやすい。  

  • NiPdPt
  • ベストアンサー率51% (383/745)
回答No.2

そもそもその説明に疑問符がつきますね。 電子密度が高いからHが引き抜かれるというよりも、引き抜かれた後のラジカルが安定化されるから引き抜かれやすいと考えるべきだと思いますよ。 ラジカルが安定化されるのは酸素原子の共鳴効果と言えなくもないでしょうけど。 ところで、その説明が出てきたのは下記の問答でしょうか? #1の回答で述べておられるように、誘起効果では電子求引性ですので、酸素の隣の炭素(アルファ炭素)上の電子密度が高くなる理由はありません。となると、前回の回答が間違っているとしか言いようがないと思います。ちなみに、下記の問答の回答者は#1の方ですけど。 http://okwave.jp/qa/q6615705.html

noname#160321
noname#160321
回答No.1

あなたは高校生でしょうか? 大学生なら化学は赤点です。 化学における電子密度の寄与には、誘起効果と共鳴(共役)効果があります。 酸素は誘起効果では電子吸引基ですが、共鳴効果では強い電子供与基です。