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新型インフルエンザは8週間で治まる?
新型インフルエンザについて政府が行動計画を作ったという事ですが 非常に気になることがあります。 「流行が各地域で約8週間続くという仮定」をしているようですが 8週間といえば約2ヶ月です。以下を見ても通常のインフルエンザ 程度しか想定していないと思えてなりません。 http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/weeklygraph/01flu.html 2009年のパンデミックでも十数週は定点あたり10人以上が続いている ように思えます。 WHOやCDCの基準を準用したといえば、そうなのでしょうが同じ事です。 インフルエンザ対策は、出来るだけ感染を遅らせるもののはずです。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090428/193369/zu.jp... このような対策が功を奏すれば奏するほどピークが下がると同時に感染は先に伸び長期化するはずです。 そうして時間稼ぎをしてパンデミックワクチンの接種まで持ちこたえるのが対策なのではなかったでしょうか? 私が思うにウィルスが「強毒性で効率よく伝播」するように突然変異してパンデミックになってしまった以上 (1)全員が感染して免疫を得る (2)ワクチン接種で全員が免疫を得る のどちらかににならないとおさまらないのではないかと思います。 (全員でなくとも相当の人が) そうでないとすぐに再燃する。従って籠城は長期化するのではないでしょうか? うかがいたい事は、本当に8週間で十分なのか? ひょっとすると8週間以上に期間を延ばすとコスト的に莫大になりすぎるので 8週間にとどめざるを得なかったのか?どれほど延ばせばいいのか判らない? からという事ではないのか、ということです。 もしそうなら原発の安全神話に似て、何にもならない対策になってしまわないのでしょうか?
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- dogday
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>しかし、「8週間で収まる」という根拠のない(?)想定をあえてするというのがよくわかりません。 >どうしてなんでしょう? ウィルスの存在が学術の範疇に収まっていない、50年程度の新しい学問だからです。 ウィルスは、医学や生物学上、生物の定義に当てはまらないというのが、如実に未知の存在を現しています。 学問や科学は、現象の再現と証明でできているので、 同じ状況の同じ現象には対応できるのですが、状況の想定外には科学的に証明されていないため、科学は対応できないのです。そこには予算を請求できる有知識者がいない。 8週間という仮定の期間を求めることで、かろうじて学術的予測ができる科学者がいる。ということなのです。 研究は進んでいますが、ウィルスの変異と行動は、地学や気象学、経済学などに複雑に影響され、医学や疫学、生物学の範疇外の事が多く、包括的な学問としてまだ確立できていないのです。 ウィルスは未だにどうやって南半球を移動するのか足取すらわかっていないみたいですから。 50年間攻撃してくる宇宙人の素性が知れないので反撃ができない、なんで攻撃してくるのかわからない、宇宙戦艦ヤマトみたいな状況。そういうとき科学は防戦だけしかできません。
- dogday
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>うかがいたい事は、本当に8週間で十分なのか? この期間の正当性は議論の余地があると思いますが、 インフルエンザウィルスは気温と湿度の上昇で不活性になるので、日本の気候上、1月後半以降は8週間あれば収束するのです。 4月以降も北半球各所で発現するのですが、風土の湿度に多分に影響されます。 春を待つ籠城は有効なのです。 11月12月にパンデミックが発生しないという想定が問題になるのだと思います。 上記の条件付けをしないで1年間ずっと対処すると今度は、ワクチンの製造が間に合わない、流行の型の予測を外して効果がない。という問題を抱えます。 強毒性に流行の兆しが見えた場合、ワクチンの生産は確実に間に合いません。ワクチン接種なしの対応を別に考える必要が出てくる。 だから想定外は考えないようにするというお役所的発想なのでしょう。
補足
>インフルエンザウィルスは気温と湿度の上昇で不活性になるので、日本の気候上、1月後半以降は8週間あれば収束するのです。 私が参照した最初のサイト http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/weeklygraph/01flu.html これで見ると通常は12月から2月まで位に流行し、それ以外はほとんど流行しないことが明らかです。 唯一の例外があのパンデミック2009です。 9月くらいから増加して12月くらいには治まっています。 つまり、だれもが免疫を持っていない新型インフルエンザにとって「シーズン」は関係がないということではないでしょうか? また、ワクチンについては国は何とか6カ月で作れるようにしたいと考えているという事ですが、つまり今はそれに程遠い状態だということですよね。 >だから想定外は考えないようにするというお役所的発想なのでしょう。 しかし、あの大震災という「想定外」の災害のあと、また新型インフルエンザでも「想定外でした」という事をするのか? 地震の場合、あそこまで連動して起こるという事の予想は難しかったかも知れません。 しかし、「8週間で収まる」という根拠のない(?)想定をあえてするというのがよくわかりません。 どうしてなんでしょう?