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民法についての質問
法学部の学生です。みなさんの意見を聞かせて下さい。 Aは、隣家のBの要請により、好意で、所有する土地の一部を貸して、ここに簡単な建物を建て、営業用の倉庫として使用することを認めていた。 その後、時間が経過し、建物は老朽化して取り壊されてしまったが、この土地は車の置き場やその他の置き場としてBが使用し、その後Bが死亡した後には、Bの営業を受け継いだBの相続人であるCが、この土地がBの所有地であるものと信じて使用していた。Cは後に営業を法人化し、これに伴って従来から営業用に使用していた不動産を法人の財産に移した。新たに設立されたD法人は、このもともとAのものであった土地を含めた敷地に事務所の建物を建てて使用している。 ところが、Aの相続人A2が、この事実に気づいて、建物の撤去と土地の返還を要求している。この場合の当事者の法律上の関係について意見を聞かせて下さい。 ちなみに、この問題では、時間がどの程度たっているかが記されていません。
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民法の問題の特徴は,答えがひとつではないということです。これが民法の面白いところなんですが。 この設問で,時間の経過が記されていないということは,時間の経過により答えが異なることを示唆しています。 概ね,取得時効についての設問であると思われますので,場合分けをして回答することになるでしょう。 建物が無くなった後も占有が認められるか。 Bの相続人であるCの法的地位はいかなるものか。 Cは善意か悪意か。 CがB所有の土地と信じたことに懈怠がなかったかどうか。 Cが設立したD法人は善意か悪意か。 時効取得が成立するか否か。 などなど,論点が多岐にわたりますね。 このサイトでは,設問の丸投げは禁じられていますから,答えを出すのを控え,ヒントだけ示唆するに留めておきます。