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不等式の証明
問題 0 < x < π のとき、不等式 x cosx < sin x がなりたつことを示せ。 F(x)= sinx - x cosx とおくと、F' (x) = cosx - (cosx - x sinx) = x sinx ゆえに、0 < x < π のとき F' (x) > 0 よって、F (x) は 0≦x≦πで単調増加する。 ※ここで質問なんですが、なぜ、0 < x < πではなく、等号も含んだ、"F (x) は 0≦x≦πで単調増加する。" となるのでしょうか。 続)) このことと、F(0) = 0 から F (x) > 0 ゆえに、0 < x < π のとき、不等式 x cosx < sin x がなりたつ 終 ※ なぜ、F(0) = 0 を説明する必要があるのでしょうか。この F (x) の式 を見れば、0 <x < πの範囲におき、 F(x) > 0 であることは明らかに思えるのですが。。。
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- alice_44
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0<x<π の範囲で F'(x)>0 なのに 0≦x≦π で F(x) が単調増加と言える理由は、 F'(x)>0 と単調性を結びつけるものが 平均値定理だからです。 平均値定理(の条件の細部)を復習しておくとよいです。 F(x) が a≦x≦b で連続かつ a<x<b で微分可能なら、 a<c<b の範囲に c が存在して F(b) - F(a) = (b-a) F'(c) ですよね。 このとき F'(c)>0 が保証されていれば、 b>a のとき F(b)>F(a) と言えるのです。 0≦a<b≦π であれば、上記のように平均値定理が使えることを 確認しておいてください。 この式に a=0 を代入すれば、F(b)>0 が示せます。 そのための F(0)=0 です。 「F(x) の式を見れば F(x)>0 は明らか」と言ってしまうのは、 この問題では「題意の成立は明らか」と言うのと同じですから、 何かを証明したことにはならないでしょう。