本当にあなたは世界を助けたいのですか…?
もし「傷つき悲しむ人を見たくない」と望むなら、
「被害者」だけを救わず、
「加害者」も救う事を考えられなければ解決しません。
ほとんどの暴力は、
「被害者が苦痛のあまり他者を傷付ける加害者になる」
という「現実」を知っていますか…?
その裏には、
・コミュニケーション能力に障害があり対話が難しい事
・親の暴力によりパーソナリティ障害になっている者
・天性の才能が高過ぎ無垢な自己特別感で加害する者
・無垢に、無知に人を傷つけ暴力が応酬し増幅する事
こうした現実が存在します。
これらの現実を「すべての人」がお互いに深く知ってゆけば
「人間同士」の争いは次第に消えて行くでしょう。
人間同士の争いが無くなっても、
生命が存在する限り、
親の目の前で子が食い殺される。
子の目の前で親が食い殺される。
食い殺された命で他の命が繋がれる。
そうした悲しい現実は消える事はありません。
あなたは命を愛していますか?
あなたが食べた事がある肉が、
どう生き、どんな年頃に、どんな気持ちを抱きながら、
どんな殺され方をして、あなたの手元に届いているか。
ちゃんと知っていますか…?
毎年何億の命を殺しながら人類が生きているか知っていますか?
理想論 ではなく
人間の現実 をあなたは見ていますか?
条件付の理想ばかりを追い求めてはいませんか…?
命は平等だと思いますか…?
無垢に、無知に人を傷付けあう現実は
教育を変えて行けば克服できるでしょう。
でも、例えそれが達成されても、
全ての命が公平に幸せになれる事なんて、ありません。
誰が悪で、誰が善で、
誰が被害者で、誰が加害者か。
もし、
そうした「人間の極々々…一面に過ぎない事」に
感情を高ぶらせ盲目的になったり、
冷静さを欠いたり、
現実が見えなくなったりしたら、
「現実が見えない者は、妄想、空論しか抱けず現実を変えられない」
というもどかしさ、苦しさに心を蝕まれ、
苦しみのあまり敵を探して攻撃するだけの破壊者に堕ちるでしょう。
また、それも人です。
あなたは、
自分の体を成す何十兆もの命達を愛していますか…?
そして、
全ての命を愛していますか…?
全ての命が、本当は幸せを願っている事を知っていますか…?
苦痛ばかりを味わって生きて来た命が、
苦しくて、悲しくて他の命を傷付ける事を知っていますか?
命が生まれながらに不平等なのを常に理解していますか…?
そうした事の答えの先に、
あなたの答えが見えて来るのかもしれません。
暴力は悲しみの叫び に過ぎないのですから。
お礼
私は武力で事を解決させようとは思っていません。 教育も1つの手ですよね。参考になります。 苦痛を味わったからこそ、その苦痛は誰にも味わって欲しくないと思い、 行動している人もいると思います。 勿論、あなたがおっしゃるような哲学的観点は考慮に入れなければならないのは事実です。 ですが、人類の存亡があっての哲学ではないでしょうか? 今、地球上で、このように考えを巡らせるのは人類です。 あなたのように苦痛を受けた人の事を考えられるのも、 苦痛を与える人も人類です。 地球を良くも悪くもできるのは人類ではないでしょうか。